消費税をめぐる政治過程―安倍政権後期から岸田政権誕生まで
- 本の紹介
- 安倍政権後期から岸田政権誕生までを対象に、消費税が政治に与えた影響、政治が消費税に与えた影響を分析。本書を含めた3部作で、約50年間の政治過程を追った。
目次
はじめに
第1章 5%から8%へ引上げ,8%から10%への引上げ延期の政治過程
1 政府・与党,野党,利益集団の動向
2 社説,世論調査
第2章 消費税増税分の使途変更をめぐる政治過程
1 政府・与党,野党,利益集団の動向
2 社 説
3 世論調査
4 選挙(第48回総選挙)
第3章 8%から10%への引上げ実施をめぐる政治過程
1 政府・与党,野党,利益集団の動向
2 社 説
3 世論調査
4 選挙(第25回参院通常選挙)
第4章 10%引上げ実施から菅政権,岸田政権誕生までの消費税をめぐる政治過程
1 政府・与党,野党,利益集団の動向
2 社 説
3 世論調査
4 選挙(第49回総選挙)
第5章 結論および含意
1 政府・与党の動向
2 野党の動向
3 利益集団の動向
4 社 説
5 世論調査
6 選 挙
7 ま と め
- 担当編集者コメント
- 本書は、『消費税の政治力学』『消費税「増税」の政治過程』に続き、わが国の消費税と政治の関係を分析・検討した研究書です。
これらの3部作では、1970年頃から2021年の約50年にわたる政治過程を、消費税という視点から取り上げています。
本書では、安倍政権後期から岸田政権誕生までの期間において、消費税が政治にどう影響を与えたか、政治が消費税にどう影響を与えたかを分析しています。
各章で、消費税にまつわる出来事が年表にまとめられています。流れがわかるだけでなく全体を俯瞰できるので、読む際にはこの年表から目を通すのもおすすめです。
- 著者から
- ◆SUMMARY◆
This book is a research book that analyzes and considers the political process regarding the Japanese consumption tax from 2017 to 2021, making full use of newspaper surveys and interviews.