会社で保険に入るときの虎の巻―「リスクマネジメント」本当の入門
- 書籍品切れ中
- 本の紹介
- 誰も教えてくれなかったリスクマネジメントの基礎と、会社の保険の入り方。ビジネスに不可避のリスクを手なずけるための知識・ノウハウと、保険に入る際のテクニックを伝授。
目次
会社で保険に入るときの虎の巻
「リスクマネジメント」本当の入門
目次
序 まずはじめに
第1章 「リスクマネジメント」の虎の巻
1.自分の会社の分析
⑴ 何のために保険に入るのか?
⑵ 自分の会社は,どうなったらこまるのか?
2.「リスクマネジメント」の3つのステップ
⑴ ステップ1:「リスクのあらい出し」
① 「リスクのあらい出し」とは?
② リスクのあらい出しを練習してみよう
⑵ ステップ2:「リスクの評価」
① 「リスクの評価」とは?
② リスクの評価を実際にやってみよう
⑶ リスクへの対処
① リスクへの対処とは 「基本ワザその3」
② 4つの対処の使い分け
③ 「リスクへの対処」を“やってみよう”
第2章 「会社の保険」の虎の巻
1.そもそも保険でいいのか?
⑴ 第1章のおさらい
⑵ 保険の得意なところ,苦手なところ
⑶ 保険の補償機能“以外”の使いどころ
2.「自分の会社の能力」の確認
3.保険に入るときのテクニック
⑴ ムダ・ムラのチェック
① 補償内容のムダ・ムラ
② 補償限度額・自己負担額のムダ・ムラ
⑵ なるべくまとめるのがオトク
① バラバラな契約の一本化
② 契約日の一本化
⑶ いくつかの保険会社を比較
① 同じ補償なら,安い方がいい?
② 保険料の安さだけで,コロコロ保険会社を変えるのも
良くない?
⑷ 自分で抱えられるリスクは保険にしない。
① 自家保有(じかほゆう)
② 高額自己負担額(こうがくじこふたんがく)の設定
③ 縮小てん補
4.保険会社へのアクセス
⑴ アクセスの方法
① 保険会社(直販:ちょくはん)
② 保険代理店(ほけんだいりてん)
③ 保険仲立ち人(ほけんなかだちにん)
⑵ 保険会社とそこへのアクセス方法をどのように選ぶか?
① 選ぶときのポイントは?
② じょうずなつき合いかた
第3章 「企業向け保険」のご紹介
1.「保険の見取り図」
2.保険の種類
⑴ ヒトにかかわる保険
① 生命保険(死亡保険)
② 労災総合保険
③ 傷害保険(普通傷害保険)
④ 所得補償保険
⑵ モノにかかわる保険
① 火災保険
② 貨物保険
⑶ カネにかかわる保険
① 賠償保険(施設賠償責任保険)
② 店舗休業保険
③ 取引信用保険
⑷ 情報にかかわる保険
① コンピュータ総合保険
② 個人情報漏えい保険
3.特殊な保険
① 企業向け地震保険
② グローバル・プログラム
4.日本ではあまりみかけない保険
① 複数リスク商品
② 証券化(キャット・ボンド)
③ 保険デリバティブ
番外編 「キャプティブ」
⑴ 「キャプティブ」ってなに?
① 保険会社ってなに?
② 保険会社の本質的な機能とは?
⑵ キャプティブってなんのためにつくるのか?
① 保険の限界
② キャプティブの役割
③ 保険会社の限界
④ 保険会社にとってのメリット
⑶ キャプティブのしくみ
⑷ 保険(キャプティブを含む)に対する規制
⑸ もし「寿司組合」がキャプティブを作ったら!?
⑹ グローバル企業の多くがキャプティブをもっている理由
⑺ キャプティブはリスクマネジメントツールの一つ
コラム 言霊思想(ことだましそう)
あとがき
保険にかかわるキーワード
参考文献
参考URL
著者プロフィール
武井 一徳(たけい かずのり)
現職・日本リスク アンド アセット マネジメント株式会社 代表取締役社長
1987年東京大学卒業後,AIU保険会社に入社。
プロ代理店の営業担当として中小企業を中心としたリスクマネジメント業務にたずさわる。
その後本社の公務営業部にて全国組織の保険制度設計,本店営業部にて,グローバル企業の保険プログラム設計を担当。
2000年エース損害保険株式会社に転職後は,企業営業部門,営業推進部門,新規マーケット開発部門を経て,2009年に先進的なリスクファイナンスを主たる業務とする日本リスク
アンド アセット マネジメント株式会社の社長に就任。
グローバル企業から中小企業まで,数千社の保険プログラムを観てきたリスクファイナンスの専門家。
現在は,保険会社・保険代理店・一般企業に対するコンサルティング業務と,キャプティブの設立・運営管理を主たる業務としている。