目次
序章 日本型イノベーションを求めて
1 はじめに
2 日本型経済システムとイノベーション
3 知識・情報社会と米国型イノベーション
4 ポストコロナ時代での日本型イノベーション
第1章 イノベーションはどのように創出されるか
1 はじめに
2 イノベーションとは何か
3 イノベーション・プロセス
4 内部イノベーション能力
5 中小企業のイノベーションの類型
6 むすびにかえて
第2章 R&Dとイノベーション
1 はじめに
2 R&Dとは何か
3 R&Dプロセス
4 R&Dのイノベーションへの効果
5 むすびにかえて
第3章 地域イノベーション・エコシステム
1 はじめに
2 産業集積とイノベーション
3 イノベーション・エコシステム
4 橋渡し型地域イノベーション・エコシステム
5 むすびにかえて
第4章 イノベーション創出におけるICTの役割
1 ICTの発展プロセスと利活用
2 ICT活用により期待される効果
3 ICTの活用とイノベーション事例
4 ICT,R&D,イノベーションに関する実証分析
5 むすびにかえて―さらなるイノベーションの創出に向けて
第5章 市場志向と技術革新志向
1 はじめに
2 先行研究
3 分析枠組みと調査の方法
4 発見結果
5 むすびにかえて
第6章 ソーシャルメディアによるユーザー協働型イノベーションの促進
1 はじめに
2 インターネットとソーシャルメディア
3 ユーザー協働型イノベーション
4 ソーシャルメディアとユーザー協働型イノベーション
5 むすびにかえて
第7章 ファッション産業のイノベーション
1 ファッションビジネスの歴史的背景
2 ファッション産業のDX
3 感性体験価値を重視するファッションテック
4 むすびにかえて
第8章 中小製造事業者の「探索」と「活用」の実態―旧阪神工業地帯におけるヒアリング調査より
1 はじめに
2 先行研究と考察の枠組み
3 分析の対象
4 各タイプの事例
5 むすびにかえて
第9章 兵庫県下における地域イノベーション・エコシステム
1 はじめに
2 KBICの概要
3 KBICでのクラスターの重層化とイノベーション
4 KBICの地域への効果
5 むすびにかえて
第10章 新型コロナウイルスのイノベーションへの影響
1 研究の背景と目的
2 先行研究
3 ヒアリング調査にみる新型コロナの影響
4 データ
5 分析方法
6 分析結果と考察
7 むすびにかえて
著者紹介
辻 正次(つじ まさつぐ)
[プロフィール]
現職:神戸国際大学学長
学歴: 京都大学経済学部卒,大阪大学経済学部研究科修士課程修了,Stanford大学大学院経済学博士課程修了(経済学博士)
職歴: 大阪大学経済研究所助手,名古屋市立大学経済学部教授,大阪大学大学院国際公共政策研究科教授・学科長,兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科教授,大阪大学名誉教授,兵庫県立大学名誉教授, Carnegie Mellon大学客員教授,台湾國立成功大學客員教授,Fellow, East Asian Economic Association
専門分野:理論経済学,イノベーションの理論・実証,医療の経済評価,電気通信政策
[主な著作]
:“Effects of Quality Control Activities and Customers’ ICT Investment on Digitalization in Manufacturing Firms in Southeast Asia”( 共著), Review of Socionetwork Strategies, 17(1), pp.25–53, 2023, “The Joint Impact of R&D and ICT on Innovation in Japanese Innovative SMEs by Panel Data Analysis Based on Firm-Level Survey Data”(共著),International Journal of Innovation and Technology Management, 19(1), 2022,「AIを基盤とする遠隔医療のエコシステム」『Bio Clinica』37(7), pp.50-53, 2022, “Innovation Upgrading of Local Small and Medium-Sized Enterprises and
Regional Innovation Policy: An Empirical Study”(共著),Industrial Marketing Management, 94(4), pp.128-136, 2021,『新版経済学辞典』(共編著)中央経済社,2018年
松崎 太亮(まつざき たいすけ)
[プロフィール]
現職:神戸国際大学教授
学歴: 岡山大学法文学部卒,大阪大学大学院国際公共政策研究科博士前期課程修了,兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科博士課程修了(応用情報科学博士)
職歴: 神戸市職員,総務省地域情報化アドバイザー,デジタル庁オープンデータ伝道師,神戸学院大学共通教育センター客員教授,武庫川女子大学文学部講師
専門分野: 地域イノベーションエコシステムの理論と実証,地域情報化政策,デジタルプラットフォーム経済学
[主な著作]
:“The Relationship Between Innovation and Corporate Performance in Japanese SMEs by Two-Stage Panel Data Analysis: Focusing on the Joint Effect of ICT and R&D”(共著),Review of Socionetwork Strategies, 17(1), pp.55–71, 2023,“The Joint Impact of R&D and ICT on Innovation in Japanese Innovative SMEs by Panel Data Analysis Based on Firm-Level Survey Data”(共著),International Journal of Innovation and Technology Management, 19(1), 2022, “Innovation Upgrading of Local Small and Medium-Sized Enterprises and Regional Innovation Policy: An Empirical Study”(共著),Industrial Marketing Management, 94(4), pp.128-136, 2021.