現代の金融機関と法〈第6版〉

川口 恭弘

定価(紙 版):3,960円(税込)

発行日:2023/12/26
A5判 / 308頁
ISBN:978-4-502-48181-9

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本の紹介
現代の金融機関をめぐる諸論点を、その背後にある法規制の面から体系的に解説する書籍につき、最新の法改正やデジタル化の進展などで新局面を実務動向をふまえて大幅に改訂。

目次

第1章 銀行
1 銀行業の規制と法源
2 銀行業の意義
3 銀行業の参入規制
4 その他の預金取扱機関
5 日本銀行

第2章 金融商品取引業者
1 金融商品取引業の規制と法源
2 有価証券の種類
3 金融商品取引業の意義
4 金融商品取引業の参入規制

第3章 保険会社とノンバンク
1 保険業の規制と法源
2 保険業の意義
3 保険業の参入規制
4 ノンバンク
5 貸金業者

第4章 信託と機関投資家
1 信託業の規制と法源
2 信託の意義
3 信託業の参入規制
4 投資信託
5 特定目的会社と特定目的信託
6 機関投資家

第5章 金融機関の監督
1 大蔵省
2 証券市場の監視機関
3 金融危機への対応
4 金融庁
5 自主規制機関

第6章 金融機関の業務の健全性
1 自己資本に関する規制
2 早期是正措置と早期警戒制度
3 信用供与規制

第7章 セーフティネット
1 預金者の保護
2 証券投資者の保護
3 保険契約者の保護

第8章 開示規制
1 ディスクロージャーの意義
2 金融機関のディスクロージャー
3 企業内容のディスクロージャー
4 公開買付け制度
5 5%ルール(株券等の大量保有に関する開示規制)

第9章 取引規制
1 金融機関の行為規制
2 金融機関の説明義務
3 不公正取引の禁止

第10章 業際規制
1 金融商品取引法33条
2 金融持株会社
3 金融商品・サービスの仲介業

著者紹介

川口 恭弘(かわぐち やすひろ)
[プロフィール]
1959年 大阪府豊中市に生まれる
1983年 神戸大学法学部卒業
1986年 神戸大学大学院法学研究科博士課程中退
愛媛大学法文学部助手・専任講師を経て
1990年 愛媛大学法文学部助教授
1991年 神戸学院大学法学部助教授
1999年 神戸学院大学法学部教授
2000年 同志社大学法学部教授
法学博士(神戸大学)

[主な著作]
『米国金融規制法の研究―銀行・証券の分離規制の展開』(東洋経済新報社,1989年)
『銀行の証券業務』(共訳)(東洋経済新報社,1990年)
『日本の会社法』(共著)(商事法務研究会,1993年,〔新訂第10版〕2011年)
『現代の金融法』(中央経済社,1994年)
『現代企業法入門』(共編著)(中央経済社,1994年,〔第4版〕2006年)
『証券取引法』(共著)(青林書院,2006年,『金融商品取引法』2012年)
『新・金融商品取引法読本』(共著)(有斐閣,2014年)
『Corporation and Partnerships in Japan』(共著)(Wolters Kluwer, 2012,〔second edition〕2014)
『新・日本の会社法』(共著)(商事法務,2015年,〔第2版〕2020年)
『金融商品取引法への誘い』(有斐閣,2018年)
『アメリカ銀行法』(弘文堂,2020年)
『金融機関の私企業性と公益性―銀行規制法と会社法の交錯』(有斐閣,2022年)