企業評価論入門〈第2版〉

奈良 沙織

定価(紙 版):3,190円(税込)

発行日:2026/03/26
A5判 / 320頁
ISBN:978-4-502-57331-6

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本の紹介
学生やビジネスパーソンを対象に、実際の企業事例やデータを交えて評価手法を解説する。シャープの鴻海からの出資受け入れや、ソニーの事業ポートフォリオの変革事例を収録。

目次

第1部 財務諸表の分析
第1章 企業評価と財務諸表分析

 第1節 企業評価の概要
 第2節 財務諸表分析の概要

第2章 連結貸借対照表の分析
 第1節 連結貸借対照表の分析に必要な知識
 第2節 連結貸借対照表の分析の方法
 第3節 連結貸借対照表の数字を用いた株式・企業価値評価

第3章 連結損益計算書の分析
 第1節 連結損益計算書の分析に必要な知識
 第2節 連結損益計算書の分析の方法
 第3節 連結損益計算書の数値を用いた株式評価

第4章 連結キャッシュフロー計算書の分析
 第1節 連結キャッシュフロー計算書の分析に必要な知識
 第2節 連結キャッシュフロー計算書の分析の方法

第2部 財務比率の分析
第5章 財務比率の分析の概要

 第1節 財務比率の分析の視点
 第2節 比較により企業の特徴を明らかにする
 第3節 比較企業の選定
 第4節 分析に入る前の確認事項
 第5節 財務比率の分析で用いる業界と企業

第6章 収益性の分析
 第1節 収益性の分析とは
 第2節 ROE を高めることの意義
 第3節 ROA とROE の要因分析
 第4節 ROIC の計算
 第5節 売上高利益率の分析

第7章 効率性の分析
 第1節 効率性の分析とは
 第2節 総合的な評価指標
 第3節 個々の資産の評価指標
 第4節 効率性の分析――分析例
 第5節 CCC の分析

第8章 安全性の分析
 第1節 安全性の分析とは
 第2節 総合的な安全性を評価する指標
 第3節 短期的な安全性を評価する指標
 第4節 長期的な安全性を評価する指標
 第5節 連結損益計算書の数値を用いた安全性を評価する指標
 第6節 安全性の分析――分析例

第9章 成長性の分析
 第1節 成長性の分析とは
 第2節 成長性の分析――分析例
 第3節 決算短信の表紙を用いた財務諸表と財務比率の分析の実践 161

第3部 企業価値の評価
第10 章 企業価値評価の考え方

 第1節 財務諸表・財務比率の分析から企業評価へ
 第2節 企業評価に際して確認すべきこと
 第3節 企業評価に重要な予想の情報

第11 章 マーケットアプローチによる評価
 第1節 マーケットアプローチの基本的な考え方
 第2節 マーケットアプローチの代表的な指標
 第3節 マルチプルを用いた妥当株価の算出

第12 章 インカムアプローチによる評価
 第1節 インカムアプローチの基本的な考え方
 第2節 DDM
 第3節 DCF モデル
 第4節 その他の企業評価モデル

第13 章 資本コストの計算
 第1節 株主と債権者のリスクとリターン
 第2節 WACC の計算
 第3節 株主資本コストの計算
 第4節 有利子負債コストの計算
 第5節 資本コストの低減と企業価値の向上

第4部 企業分析
第14 章 事業分析・経営戦略分析

 第1節 事業分析・経営戦略分析の意義
 第2節 事業の内容の分析
 第3節 セグメント情報の分析
 第4節 企業の競争優位性を見極める――経営戦略分析
 第5節 中期経営計画と投資の評価
 第6節 財務戦略と資本構成の分析

第15 章 会計戦略分析
 第1節 企業の利益はお化粧されているという事実とその理由
 第2節 経営者はなぜ会計政策を行うのか
 第3節 会計政策に利用される項目とは――注記事項の分析
 第4節 会計政策の例
 第5節 利益の質

著者紹介

奈良 沙織(なら さおり)
[プロフィール]
明治大学商学部教授。博士(経営学)。
立教大学経済学部卒業,一橋大学大学院国際企業戦略研究科修士課程修了,筑波大学大
院ビジネス科学研究科博士課程修了。東京工業大学大学院社会理工学研究科助教,明
治大学商学部専任講師・准教授を経て2021年4月より現戯。専門はは企業価値評価。

[主な著作]
『経営者予想公表後のアナリストのハーディングとアナリスト予想の有用性ー企業規模の観点から一』(共著「証券アナリストジャーナル』2013年,日本証券アナリスト協会アナリストジャーナル賞)
『企業評価論入門』(中央経済社,2019年)
「社外取締役比率と経営者予想」(「會計J2023年)
『業績予想の実証分析―企業行動とアナリストを中心に』(中央経済社,2025年)