環境経営イノベーション/1環境経営イノベーションの理論と実践

  • 書籍品切れ中

植田 和弘 責任編集
國部 克彦 責任編集
岩田 裕樹
大西 靖

定価(紙 版):3,080円(税込)

発行日:2010/12/27
A5判 / 276頁
ISBN:978-4-502-68030-4

ただいま品切れ中です

入荷をお待ちの方は、
お気に入りリストへご登録ください

  • ただいま品切れ中です

    入荷をお待ちの方は、
    お気に入りリストへご登録ください

本の紹介
たんなる環境配慮型経営を超えた画期的な経営手法である「環境経営イノベーション」を定義するとともに、日本を代表する環境経営の先進企業のケースによりその実践方法も示唆。

目次


環境経営イノベーション〈1〉
環境経営イノベーションの理論と実践

目次

 「環境経営イノベーション」シリーズの発刊に寄せて
 はしがき

第Ⅰ部 環境経営イノベーションの理論
 第1章 環境経営イノベーションの意義
  1 持続可能性とイノベーション
  2 経営トップの機能と環境経営イノベーション
  3 環境対応に伴う競争優位
  4 環境経営イノベーションの理論的位置づけ
  5 本書の構成

 第2章 環境経営イノベーションの分析視角
  1 はじめに
  2 環境経営イノベーションの定義とアプローチ方法
  3 環境規制とイノベーション―ポーター仮説を考える
  4 イノベーションの発生と経営トップの影響―資源ベース論の視点
  5 環境経営イノベーションのマネジメント
  6 むすび
   ■補論1:ポーター仮説をめぐる論点
   ■補論2:資源ベース論にみる経営トップの役割

第Ⅱ部 環境経営イノベーションの実践
 第3章 パナソニックの環境経営イノベーション—グローバルベース
       の環境対応
  1 はじめに
  2 パナソニックの概要
  3 環境経営の展開
  4 鉛フリーはんだ
  5 RoHS指令への対応―マネジメントシステムのイノベーション
  6 あかり安心サービス―環境を用いたビジネスモデルの
     イノベーション
  7 プラズマディスプレイパネル(PDP)の無鉛化
     ―プロダクトイノベーションの事例
  8 パナソニックの環境経営イノベーションの特徴
   ■追  補
   ◆パナソニック中村邦夫会長インタビュー 

 第4章 リコーの環境経営イノベーション—環境と利益の同軸経営
  1 はじめに
  2 リコーの概要
  3 環境経営の展開
  4 環境経営のための組織マネジメント
  5 環境志向の生産革新
  6 リサイクル事業のイノベーション
  7 リコーの環境経営イノベーションの特徴
   ◆リコー桜井正光会長インタビュー

 第5章 積水化学工業の環境経営イノベーション
       —環境を通した企業成長
  1 はじめに
  2 積水化学の概要
  3 環境経営の展開
  4 環境経営のための組織マネジメントについて
  5 環境志向の製品戦略
  6 環境志向の生産革新
  7 積水化学の環境経営イノベーションの特徴
   ◆積水化学工業大久保尚武社長インタビュー

 第6章 ダイキン工業の環境経営イノベーション
       —環境規制への全社的対応
  1 はじめに
  2 ダイキン工業の概要
  3 ダイキン工業の環境問題との関わり
  4 環境経営の展開
  5 環境志向の製品戦略
  6 フロン問題と温暖化への対応事例
  7 ダイキンの環境経営イノベーションのまとめ
   ◆ダイキン工業井上礼之会長インタビュー

 第7章 環境経営イノベーションの評価
  1 はじめに
  2 環境規制の影響
  3 経営トップの役割
  4 イノベーションのマネジメント
  5 むすび

第Ⅲ部 環境経営イノベーションの展望
 第8章 環境経営イノベーションの推進に向けて
       ―談植田和弘,國部克彦

 参考文献

 索  引


著者プロフィール 植田 和弘(うえた かずひろ)
1975年京都大学工学部卒業,
大阪大学大学院博士課程修了,ロンドン大学及び未来資源研究所研究員,ダブリン大学客員教授等を経て,
現在,京都大学大学院経済学研究科教授及び同地球環境学堂教授。
経済学博士,工学博士。
『拡大生産者責任の環境経済学』(共編著,昭和堂,2010年),
『環境リスク管理と予防原則』(共監修,有斐閣,2010年),
『サステイナビリティの経済学』(監訳,岩波書店,2007年),
『環境経済学』(岩波書店,1996年)他,著書多数。

國部 克彦(こくぶ かつひこ)
1985年大阪市立大学商学部卒業,
同大学院経営学研究科博士課程修了,大阪市立大学助教授,
LSE客員研究員,神戸大学助教授等を経て,
現在,神戸大学大学院経営学研究科教授。
博士(経営学)。
セントアンドリュース大学社会環境会計研究センター国際客員研究員。
ISO/TC207/WG8議長。
『マテリアルフローコスト会計』(共著,日本経済新聞出版社,2008年),『環境経営・会計』(共著,有斐閣,2007年)他,著書多数。

岩田 裕樹(いわた ひろき)
1998年同志社大学商学部卒業,
2007年京都大学大学院経済学研究科単位取得退学,
京都大学経営管理大学院特任研究員,京都大学大学院地球環境学堂研究員を経て,
現在,福岡工業大学社会環境学部助教。博士(経済学)。
“Empirical Study on the Environmental Kuznets Curve for CO2 in France: The Role of Nuclear Energy”Energy Policy Vol.38(8),“A Note on the Environmental Kuznets Curve for CO2:a pooled mean group approach”Applied Energy(forthcoming)「認証取得と情報の非対称に関する研究」『経済論叢』第180巻第2号,他。

大西 靖(おおにし やすし)
2000年神戸大学経営学部卒業,
2005年神戸大学大学院経営学研究科博士課程後期課程修了。
博士(経営学)。帝塚山大学講師を経て,
2007年より帝塚山大学経営情報学部准教授。
「マテリアルフロー指向のコストマネジメント:アメリカにおける環境管理会計の展開」『原価計算研究』第30巻第1号,
「フルコスト会計における持続可能性の評価」『社会関連会計研究』第21号他。






















著者紹介

植田 和弘(うえた かずひろ)

國部 克彦(こくぶ かつひこ)
[プロフィール]
神戸大学大学院経営学研究科教授
大阪市立大学助教授、神戸大学助教授を経て、2001年より現職。大阪市立大学博士(経営学)。主著に、『創発型責任経営』(日本経済新聞出版社、2019年)、『アカウンタビリティから経営倫理へ』(有斐閣、2018年)、『CSRの基礎』(中央経済社、2017年)など多数。

岩田 裕樹(いわた ひろき)

大西 靖(おおにし やすし)