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- 本の紹介
- 機関投資家が株式市場や社外取締役機能を通じて如何に経営者をカバナンスしているか、経営者は如何に株主利益を最大化しているかなどをイギリスの4大銀行を焦点に実証分析する。
目次
        
  
    
      
      
    
    
      イギリス4大銀行の経営行動1985-2010
      株主価値経営の形成・展開・崩壊
      
      
    
    
      
    
    
      目次
      
 はじめに
      第1部 イギリス4大銀行の研究意義と経営環境の概観
       序 章 なぜイギリス4大銀行に注目するのか
        1.バブル経済の破綻─ 都市銀行本位・企業集団本位経済からの
          脱却
  2.株主価値経営への移行
        3.金融クライシスの発生─株主価値経営の破綻と調和型経営の
          導入
  4.本書の課題と構成
       第1章 イギリスの金融市場─ イギリス4大銀行の経営環境
  1.イギリス金融市場の発展とその改革
  2.金融システムその後の動き
  3.証券市場の規模と特徴
  4.金融市場の変化と株主価値経営の出現
      第2部 4大銀行の経営行動と株主価値経営の形成・展開
       第2章 バークレイズの経営行動
  1.邦銀への提言⑴
  2.Martin Taylor の辞職と2つの危機
  3.投資銀行部門からの撤退とリテール・バンキングへの特化
  4.機関投資家の台頭と収益機会の増大
  5.イギリスにおける経営者の任免と銀行・企業間関係
       第3章 ナットウエスト・グループの経営行動
  1.邦銀への提言⑵
  2.投資・国際銀行業務からの撤退
  3.機関株主の台頭とそのアグレッシブ化
  4.リテール部門に経営資源を集約
  5.下位銀行からの敵対的買収とナットウエストの存続の危機
  6.邦銀に求められる不採算部門からの迅速な撤退
       第4章 HSBC ホールディングスの経営行動
  1.邦銀への提言⑶
  2.地域別特化戦略─ リテールと貿易金融
  3.アジアでの政治的アプローチと欧米での買収戦略
  4.経営執行役員体制と社外取締役のガバナンス
  5.ミッドランド銀行のリテールへの特化
  6.邦銀に求められる投資採算の重視
       第5章 ロイズの経営行動
  1.邦銀への提言⑷
  2.高収益指向とピットマンモデル
  3.リテール業務中心の合併・買収戦略
  4.機関株主革命,そのアグレッシブ化
  5.ロイズTSB の経営体制と経営戦略リスクの回避
  6.邦銀に求められる経営戦略の自立性
      第3部 4大銀行における株主価値経営の特質
       第6章 イギリス4大銀行の経営戦略と銀行・株式市場間関係
  1.銀行経営の流れ─大規模化・総合化vs. 選択と集中・特化
  2.イギリス4大銀行の投資業務への進出と撤退,そしてリテール化
  3.投資銀行業務撤退の理由と背景
  4.銀行経営の成果主義と株式市場との関係
  5.機関株主支配下での銀行間利益率引上げ競争
       第7章 イギリス4大銀行のコーポレート・ガバナンス
  1.日本におけるガバナンス論の問題点
  2.イギリス4大銀行のガバナンス構造
  3.機関株主ガバナンス下の銀行経営行動
  4.機関株主ガバナンス下の雇用政策
       第8章 イギリス4大銀行の役員報酬と業績・株価
  1.ウェルチは,なぜ,あんなに大切にされていたのか
  2.株主価値経営と役員報酬
  3.役員報酬の諸形態とその意味
  4.役員報酬の決定要因とその意味
  5.役員報酬の構成要素
  6.役員報酬と企業業績
  7.エージェンシーコストからミッション・コストへ
  8.適正な役員報酬と報酬委員会の役割
       第9章 イギリス4大銀行のM&A戦略
  1.RBS のナットウエスト買収
  2.RBS のオランダ金融会社買収
  3.統合から分割へ─のしかかるサブプライム・ローン問題
  4.これからのM&A
      第4部 株主価値経営の崩壊とこれからの4大銀行 
       第10章 株主価値経営から調和(循環)型経営へ
  1.株主価値経営とコーポレート・ガバナンス
  2.役員報酬と株主利益
  3.BIS 規制と証券化
  4.株主価値経営の崩壊
  5.調和(循環)型経営
       終 章 イギリス4大銀行の今後
  1.調和型経営と「共通価値」経営
  2.巨大28銀行の自己資本比率規制とその対応
  3.イギリス4大銀行復活のシナリオ
       参考文献
      
       索  引
      
    
    
      
    
    
      
      
      著者プロフィール
      
    
    
      坂本 恒夫(さかもと つねお)
明治大学教授,明治大学副学長(研究担当)。経営学博士。
1947年京都府生まれ。
1979年明治大学大学院経営学研究科博士後期課程修了。
1991年より現職。
      この間,1984・85年 オーストラリア,ニュー・サウス・ウエールズ大学客員研究員,
      1997~99年 イギリス,レディング大学客員研究員,
      2000年 フランス,トゥールーズ第1社会科学大学客員教授,などを歴任。
      
      単著
      『企業集団財務論』泉文堂,1990年。
      『企業集団経営論』同文舘出版,1993年。
      『戦後経営財務史─成長財務の軌跡』T & S ビジネス研究所,2000年。
      編著 
      『企業集団支配とコーポレート・ガバナンス』文眞堂,1998年。
      『企業集団と企業間結合の国際比較』文眞堂,2000年。
      『ベンチャービジネスの創り方・運び方』税務経理協会,2001年。
      『実証分析 英国の企業・経営』中央経済社,2002年。
      『図解 M & A のすべて』税務経理協会,2006年。
      『成長戦略のための新ビジネス・ファイナンス』中央経済社,2007年。
      『テキスト財務管理論〈第4版〉』中央経済社,2011年。
      
      
      
      
      
      
      
      
      
      
      
      
      
      
      
      
      
      
      
      
      
      
      
    
    
      
    
  
          





