地域創生のデザイン―多様な地域のポテンシャルを最大限引き出す

山﨑 朗 編著

定価(紙 版):2,640円(税込)

発行日:2015/05/26
A5判 / 228頁
ISBN:978-4-502-14601-5

送料について
本の紹介
人口減少・少子高齢化の条件下で豊かな地域をどのようにつくることができるのか。多様な地域の特性を活かしながら、官民が連携して事業を行い、問題を解決している例を紹介。

目次


地域創生のデザイン
■多様な地域のポテンシャルを最大限引き出す
目次

 まえがき

第1章 なぜいま地域創生なのか
 1 人口減少への対応
 2 逆6次産業化
 3 広義の新しい公共
 4 産業クラスターへの進化
 5 国土の末端を国土の先端へ

第2章 官民一体で挑む武雄市の地域創生
 1 市役所の改革,はじまる
 2 武雄市図書館快進撃の秘密
 3 売れる農業ビジネスづくり
 4 反転授業と官民一体型学校
 5 官民一体による地域創生

第3章 「グローバル創業都市・福岡」を目指して
 1 規格外の地方都市
 2 「支店経済都市」の成長と限界
 3 Fukuokaの国際的評価
 4 地域創生のモデル都市を目指して

第4章 医療機器産業集積による福島復興
 1 医療機器産業における産学官連携
 2 異業種参入をどう支援したのか
 3 医療機器産業のハブ拠点への展開
 4 「福島の奇跡」実現に向けて

第5章 光産業を支える光産業創成大学院大学
 1 浜松の「やらまいか」精神と光産業
 2 光産業創成大学院大学の設立と役割
 3 光産業を創成する起業(企業)家たち
 4 産学官金連携のコアとしての大学院大学

第6章 中部圏における航空宇宙産業クラスターの創出
 1 自動車産業から航空宇宙産業へ
 2 ボーイングの下請けから国産ジェットMRJの生産へ
 3 中部圏における航空宇宙産業関連産業の集積
 4 「アジアNo.1航空宇宙産業クラスター形成」の課題

第7章 環境モデル都市・飯田におけるエネルギーの自立戦略
 1 環境文化都市構想
 2 自治体+NPO+市民による創エネと省エネ
 3 他地域との広域連携
 4 エネルギー自立都市となるために

第8章 北海道における新しい地域創生
 1 本社機能の移転
 2 生産拠点とオフィスの分散化
 3 高品質農産品とサービス産業
 4 観光客との連携による消費の場づくり

第9章 新結合によるコミュニティ産業の創出
      ─コミュニティ農業が拓く産業と地域の再構築

 1 農業技術の価値化 179
 2 農業技術で繋がる生産者と消費者─体験農園のおこり
 3 生消一体の農業SNS
 4 地域農業の高付加価値化を目指す農業スクール
 5 農と食によるコミュニティ産業の創出

第10章 本社機能の地方移転
 1 東京への本社集中のメカニズム
 2 本社地方移転の可能性
 3 本社機能移転の3パターン
 4 本社機能の地方分散政策
 5 本社機能移転のための社会資本整備



著者プロフィール 《編著者紹介》
山﨑 朗(やまさき あきら)
中央大学経済学部教授。博士(経済学)。
京都大学工学部卒。九州大学大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学。
九州大学助手,フェリス女学院大学講師,滋賀大学助教授,九州大学教授を経て,現職。
産業構造審議会委員,国土審議会委員,科学技術審議会委員などを歴任。

主な著書
『これからの都市・地域政策』(中央経済社)
『半導体クラスターのイノベーション』(中央経済社)
『日本の国土計画と地域開発』(東洋経済新報社)
『クラスター戦略』(有斐閣)
『IT革命とモバイルの経済学』(東洋経済新報社)など。




















著者紹介

山﨑 朗(やまさき あきら)
[プロフィール]
1981年京都大学工学部卒業。1986年九州大学大学院経済学研究科博士課程修了。博士(経済学)。九州大学助手,フェリス女学院大学講師,滋賀大学助教授,九州大学教授を経て,2005年より中央大学経済学部教授。

[主な著作]
『地域産業のイノベーションシステム』(編著,学芸出版社,2019年)
『地域創生のデザイン』(編著,中央経済社,2015年)
『日本の国土計画と地域開発』(東洋経済新報社,1998年)