BtoB事業のための成分ブランディング―製品開発と組織購買への応用
- 書籍品切れ中
- 本の紹介
- 素材や部品、技術を対象とするブランドを成分ブランドという。「ヘルシーリセッタ」「LG21」「ハイドロテクト」などの事例やデータ分析によりその効果を明らかにする。
目次
日本企業のための
シンガポール進出戦略ガイドQ&A
目次
序
第1章 技術とブランド
1 ブランド活用の2つの視点
2 本書の構成
第2章 成分ブランドの実際
1 成分ブランドの具体例
2 成分ブランドの認知状況と消費者行動
3 成分ブランドに関する研究
第3章 製品開発プロセスにおける成分ブランドの関わり
1 製品開発プロセス
2 製品開発の機能統合問題
第4章 成分ブランドと製品開発—イオン発生技術からの考察
1 空気清浄機と成分ブランド
1.1 知名率
1.2 広告接触経験
2 空気清浄機市場
2.1 業務用空気清浄機の登場
2.2 家庭用空気清浄機市場の誕生
2.3 家庭のウイルス対策
2.4 家庭用空気清浄機における主要な技術
2.5 技術効果を可視化するプロモーション
3 パナソニック「nanoe(ナノイー)」
3.1 「nanoe(ナノイー)」の概要
3.2 ナノイーの変遷と使用例
3.3 ナノイーの開発背景
4 三洋電機「ウイルスウォッシャー」
4.1 「ウイルスウォッシャー」の概要
4.2 「ウイルスウォッシャー」の歴史
4.3 「ウイルスウォッシャー」開発の背景
5 事例からの発見物
5.1 トップダウンによるブランド推進
5.2 部門間の相互作用
5.3 経営資源の獲得
5.4 市場志向と技術志向
第5章 成分ブランドと市場志向
1 市場志向の重要性
1.1 市場志向とは
1.2 市場志向をもたらすもの
1.3 市場志向の成果
2 市場情報の利用と組織内コミュニケーション
2.1 市場志向の浸透:市場情報の利用
2.2 異部門間のコミュニケーション
3 技術への市場情報の組み込み
3.1 成分ブランドとは
3.2 成分ブランドが製品開発プロセスにもたらす効果
3.3 成分ブランド認知度による効果の違い
3.4 仮説の提示
第6章 成分ブランドによる製品開発の促進—その効果の検証
1 調査の概要
1.1 調査実施概要
1.2 質問票の設計
2 分析結果
2.1 収集されたデータの概要
2.2 仮説に関する分析結果
2.3 いくつかの興味深い発見
2.4 まとめ
3 成分ブランドのコミュニケーション展開と考察
3.1 認知度に関する考察
3.2 コミュニケーション上の示唆
4 成分ブランドがもたらす製品開発効果
第7章 BtoB購買におけるブランド研究
1 組織購買行動に関する研究
1.1 バイグリッド・モデル
1.2 Webster= Windモデル
1.3 Shethモデル
2 BtoB取引における情報探索
3 組織購買行動と企業イメージ
4 BtoB領域におけるブランド・エクイティ論
5 BtoB領域におけるブランド研究からの示唆
第8章 組織購買における成分ブランドの効果
1 BtoB購買と成分ブランド
1.1 成分ブランドのコミュニケーション事例
1.2 IGZOのコミュニケーション
2 成分ブランドからみた組織購買行動の次元
2.1 購買への関与者
2.2 BtoBの購買プロセスと成分ブランド
2.3 BtoB購買とコミュニケーション
3 成分ブランドと購買行動に関する仮説
3.1 成分ブランドによるコミュニケーション効果
3.2 組織購買特性によるコミュニケーション効果
第9章 成分ブランドとBtoBコミュニケーション
1 質問票調査の概要と概念の操作化
2 仮説の検証
2.1 仮説1 成分ブランドの3つの効果の検証
2.2 仮説2 組織購買特性による影響の検証
2.3 分析結果のまとめと考察
第10章 技術の成分ブランド化に向けて
1 成分ブランドの2つの効果
1.1 理論的貢献
1.2 実務的インプリケーション
2 さらなる成分ブランド研究に向けて
■ 参考文献
■ あとがき
■ 索 引
著者プロフィール