人事データ活用の実践ハンドブック

入江 崇介 編著
(株)リクルートマネジメントソリューションズ 編著
園田 友樹
仁田 光彦
宮澤 俊彦
湯浅 大輔

定価(紙 版):2,420円(税込)

発行日:2021/04/26
A5判 / 140頁
ISBN:978-4-502-38261-1

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本の紹介
人事の実務において、どのような課題を解決するために、どのようにデータを活用できるのか、その際何に気をつけるべきなのか。基本的な考え方や手法をやさしく解説。

目次



人事データ活用の実践ハンドブック
目次

はじめに
第1 章 人事データ活用の概要を把握する
 1  人事データ活用とは
 2  活用できるさまざまなデータと分析アプローチ
 3  人事データ活用の手順
 4  人事データ活用の広がり
 5  眠っているデータに目を向ける
 6  本書で扱うテーマとデータ
 7  それぞれの人事データの特徴
 8  さまざまなデータを組み合わせる
 9  本書の読み進め方
▶第1章のポイント
◎本章で参照・引用している文献や情報ソース

第2 章 データを活用して採用のPDCA を回す
 1  人事における採用とデータ活用
 2  「採用振り返り&改善」におけるデータ活用
 3  採用プランニングにおけるデータ活用
 4  採用選考におけるデータ活用
 5  第2 章のむすび
 コラム 人事データにおける機械学習の適用
▶第2章のポイント
◎本章で参照・引用している文献や情報ソース

第3 章 データを活用して研修効果を高める
 1  研修を評価する必要性,基軸となる考え方
 2  研修効果を高めるための分析を考える際の2 つの視点
   視点1 :先行研究を参考に
   視点2 :改善できそうな要素であるかも意識して
 コラム オンラインでの研修を評価する際の留意点
 3  研修効果を高めるための具体的な分析方法
 4  第3 章のむすび
▶第3章のポイント
◎本章で参照・引用している文献や情報ソース

第4 章 昇進・昇格選考を通じてより多くの活躍できる人を
     輩出する

 1  昇進・昇格選考を巡ってよくある悩みと解決に向けた考え方
 2  昇進・昇格選考で用いられることが多い選抜方法と特徴
 3  各問題を解決するために,どのようにデータを活用していくか
 4  昇進・昇格選考における分析方法
 5  昇進・昇格選考におけるデータ活用の事例
 6  第4 章のむすび
▶第4章のポイント

第5 章 適合の観点でデータを活用して個人の活躍を支える
 1  タレント・マネジメントにおける人事データ活用
 2  異動・配置における人事データ活用
 3  さまざまな適合の観点
 4  職務との適合を確認する方法
 5  上司や職場メンバーとの相性を確認する方法
 6  第5 章のむすび
▶第5章のポイント

第6 章 組織サーベイを活用して組織の機能を高める
 1  組織の機能を高める取り組み=組織開発
 2  組織サーベイの概要
 3  組織サーベイ結果の活用方法
 4  基礎的な組織サーベイの分析方法
 5  組織サーベイと他のデータを組み合わせた分析
 6  第6 章のむすび
 コラム リモートワーク環境で求められる信頼構築
▶第6章のポイント
◎本章で参照・引用している文献や情報ソース

第7 章 人事データ活用における留意点
 1  人事データ活用を取り巻く環境
 2  各種ガイドラインの紹介
 3  自社人事データ活用の際の留意点
▶第7章のポイント
◎本章で参照・引用している文献や情報ソース
おわりに
 



著者プロフィール
【編著者紹介】
入江 崇介 (いりえ しゅうすけ) 第1章,第5章,第6章担当
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ
HR Analytics & Technology Lab 所長
2002年入社後,適性検査や従業員意識調査の開発,多面評価に関する研究,企業の人事制度の実態調査,および人事データ活用のコンサルティングなどに携わる。2018年より現職。一般社団法人ピープルアナリティクス& HR テクノロジー協会上席研究員。
著書に,『人事のためのデータサイエンス―ゼロからの統計解析入門―』(中央経済社,2018年),『ピープルアナリティクスの教科書―組織・人事データの実践的活用法―』(共著,日本能率協会マネジメントセンター,2020年)など。東京大学教養学部卒業,同大学大学院総合文化研究科広域科学専攻修了。修士(学術)。


著者紹介

入江 崇介(いりえ しゅうすけ)
[プロフィール]
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ
HR Analytics & Technology Lab 所長
2002年入社後,適性検査や従業員意識調査の開発,多面評価に関する研究,企業の人事制度の実態調査,および人事データ活用のコンサルティングなどに携わる。2018年より現職。
一般社団法人ピープルアナリティクス& HR テクノロジー協会上席研究員。
東京大学教養学部卒業,同大学大学院総合文化研究科広域科学専攻修了。修士(学術)。

[主な著作]
『人事のためのデータサイエンス―ゼロからの統計解析入門―』(中央経済社,2018年)
『ピープルアナリティクスの教科書―組織・人事データの実践的活用法―』(共著,日本能率協会マネジメントセンター,2020年)

(株)リクルートマネジメントソリューションズ(かぶしきがいしゃりくるーとまねじめんとそりゅーしょんず)
[プロフィール]
重要な経営資源である「個と組織」に焦点をあて,経営・人事課題の解決と,事業・戦略の推進を支援するリクルートグループのプロフェッショナルサービスファーム。
4つの事業領域において,4つのソリューション手法をかけあわせて,経営・人事課題の解決を支援している。

<事業領域>
人材採用,人材開発,組織開発,制度構築
<ソリューション手法>
アセスメント,トレーニング,コンサルティング,HR アナリティクス

ブランドスローガンに「個と組織を生かす」を掲げ,そこには「一人ひとりのあるがままの個性を見つめ,発揮を促すことが組織の力になる」という思いが込められている。事業やサービスは社会の変遷とともに形を変えているが,その中心には,創業以来の「常に人と組織の可能性を信じ続ける精神」がある。

園田 友樹(そのだ ともき)
[プロフィール]
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ
測定技術研究所 所長
2007年入社後,SPI をはじめとした採用領域の営業に従事。その後,アセスメント商品の開発に携わる。商品開発や品質管理,測定技術研究組織のマネジメントを経て,2018年より現職。入社後のサービスを含めたアセスメント・サービス事業部門の責任者も務める。

仁田 光彦(にた みつひこ)
[プロフィール]
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ
測定技術研究所マネジャー 兼 主任研究員
2009年入社後,一貫して採用領域に携わり,若手の適応やメンタルヘルス領域についての研究を行う。2010年より開発職として採用時のアセスメント開発,品質管理を担当。2018年より現職。

宮澤 俊彦(みやざわ としひこ)
[プロフィール]
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ
コンサルティング部 シニアコンサルタント
2007年入社後,人事企画・人材開発領域のアセスメント商品の開発や品質管理業務に従事する傍ら,研究,研修も含めたソリューション企画,カスタマーサクセス活動も担い,顧客起点での知見の確立と還元に取り組む。入社後領域のアセスメント・サーベイの開発組織のマネジメント等を経て,2021年より現職。

湯浅 大輔(ゆあさ だいすけ)
[プロフィール]
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ
HR Analytics & Technology Lab マネジャー
2009年入社後,SPIをはじめとした採用領域の営業・コンサルティングに従事。その後,2013年よりアセスメント・サービス開発に携わる。主に人事データ解析を専門とし,クライアントから委託されたデータ解析や,ソリューション開発を担う組織のマネジメントを経て, 2021年より現職。

担当編集者コメント
●テクノロジーやデータを活用することで,組織やビジネスのあり方を変容させるデジタル・トランスフォーメーション(DX)への関心が高まっています。
●人事の世界でも,人事業務のデジタル化につながるHRテクノロジー,また人事業務におけるデータ活用であるHRアナリティクスやピープルアナリティクスへの関心が高まっています。
●一方で,人事データを蓄積しはじめたものの十分に活用できない,またいくつか分析を試みたものの,その結果がうまく活用できないというお悩みを耳にすることも少なくありません。
●本書は人事の実務の中で,「どのような課題を解決するために,どのようにデータを活用できるか。また何に留意すべきか」,その考え方や手続きをわかりやすくお伝えしていきます。

<目次>
第1章 人事データ活用の概要を把握する
第2章 データを活用して採用のPDCAを回す
第3章 データを活用して研修効果を高める
第4章 昇進・昇格選考を通じてより多くの活躍できる人を
    輩出する
第5章 適合の観点でデータを活用して個人の活躍を支える
第6章 組織サーベイを活用して組織の機能を高める
第7章 人事データ活用における留意点