金融マンのための不動産ファイナンス講座〈第3版〉
- 本の紹介
- 日本の金融において重要な手段である不動産ファイナンスが基本から実践までわかる!豊富な事例に基づき丸ごと解説する。
目次
第1章 まず不動産の性質を正しく理解しよう
1.不動産はミドル・リスク,ミドル・リターン
2.なぜ不動産がファイナンスとして利用されるのか?
3.不動産のタイプとその特徴
4.不動産は権利の上に存在する
5.投資する前から出口(EXIT)をイメージしておこう
第2章 不動産ファイナンスを学ぶ前に知っておくべき基本
1.ファイナンスの基本的な考え方
2.リスク・リターンをどのように考えるか
3.キャップレートと割引率
4.不動産ファイナンスの種類
5.キャッシュ・フロー
6.投資不動産の維持管理
7.オフバランス取引
8.流動化・証券化
第3章 不動産のデット・ファイナンス
1.資金使途とは
2.レバレッジ
3.ローン返済条件が与える影響
4.担保・保証について
5.ノン・リコースローン
6.シンジケートローン
7.財務制限条項(コベナンツ)
第4章 不動産のエクイティ・ファイナンス
1.エクイティの種類
2.SPCの基本
3.信託の基本
4.匿名組合出資(TK出資)の基本
5.特定目的会社(TMK)の基本
6.不動産投資信託(REIT)の基本
7.不動産特定共同事業法
第5章 不動産の担保価値
1.登記簿謄本の見方
2.不動産評価の基本
3.事例演習
第6章 不動産の会計・税務
1.不動産の会計処理
2.不動産の税務処理
- 著者から
- ●日本における不動産は,常に金融の発展とともに存在してきました。個人の住宅ローンでも企業への融資でも,担保として主に用いられるのが不動産です。日本の金融と不動産は,切っても切れない関係にあるのです。
●本書では,不動産をファイナンスとして利用するための基礎知識や,担保価値を把握するための手法,不動産を利用したファイナンスに関するさまざまな特徴を,難解な部分を極力排除したうえで,事例を交えながら解説していきます。