体系現代会計学第7巻会計監査と企業統治

千代田 邦夫 責任編集
鳥羽 至英 責任編集

定価(紙 版):4,180円(税込)

発行日:2011/10/19
A5判 / 442頁
ISBN:978-4-502-44530-9

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本の紹介
現時点における会計学の研究成果を集大成したシリーズの第7巻。会計専門家が取り組んできた課題と直面する問題を学術的に整理し、今後の新しい監査研究を促す論考を展開。

著者紹介

千代田 邦夫(ちよだ くにお)
[プロフィール]
1966年 早稲田大学第一商学部卒業
1968年 早稲田大学大学院商学研究科修士課程修了
1968年 鹿児島経済大学助手,講師,助教授(~1976年)
1976年 立命館大学経営学部助教授(~1984年)
1984年 立命館大学経営学部教授(~2006年)
2006年 立命館大学大学院経営管理研究科教授(~2009年)
2009年 熊本学園大学大学院会計専門職研究科教授(~2012年)
2012年 早稲田大学大学院会計研究科教授(~2014年)
2013年 公認会計士・監査審査会会長(~2016年)
現 在 立命館大学大学院経営管理研究科客員教授
    立命館アジア太平洋大学(APU)客員教授
    MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社監査役
    寺崎電気産業株式会社取締役監査等委員
    星和電機株式会社取締役監査等委員
    経営学博士・公認会計士

[主な著作]
単著
『新版会計学入門―会計・監査の基礎を学ぶ』(第8版),中央経済社,2024年
『経営者はどこに行ってしまったのか―東芝 今に続く混迷』中央経済社,2022年
『現場力がUPする課長の会計強化書』中央経済社,2019年
『財務ディスクロージャーと会計士監査の進化』中央経済社,2018年
『闘う公認会計士―アメリカにおける150年の軌跡』中央経済社,2014年
『監査役に何ができるか?』(第2版),中央経済社,2013年
『現代会計監査論』(全面改訂版),税務経理協会,2009年
『会計学入門―会計・税務・監査の基礎を学ぶ』(第9版),中央経済社,2008年
『貸借対照表監査研究』中央経済社,2008年
『日本会计』李敏校閲・李文忠訳,上海財経大学出版社,2006年
『課長の会計道』中央経済社,2004年
『監査論の基礎』税務経理協会,1998年
『アメリカ監査論―マルチディメンショナル・アプローチとリスク・アプローチ』中央経済社,1994年(日経・経済図書文化賞,日本会計研究学会太田賞,日本内部監査協会青木賞)
『公認会計士―あるプロフェッショナル100年の闘い』文理閣,1987年
『アメリカ監査制度発達史』中央経済社,1984年(日本公認会計士協会学術賞)
共編著
『体系現代会計学第7巻 会計監査と企業統治』中央経済社,2011年
共訳
『ウォーレスの監査論―自由市場と規制市場における監査の経済的役割』同文舘出版,1991年

鳥羽 至英(とば よしひで)
[プロフィール]
1946年生まれ
早稲田大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得退学
早稲田大学商学学術院商学部教授
商学博士(早稲田大学)

[主な著作]
「ナナボシ粉飾決算事件訴訟判決の監査上の意義」『月刊監査役』第565号(2010年)
「循環取引による加ト吉粉飾決算事件(上)」『月刊監査役』第580号( 2011年)
「循環取引による加ト吉粉飾決算事件(下)」『月刊監査役』第581号( 2011年) 他

『内部統制の理論と制度』(国元書房,2007年) 
『財務諸表監査 理論と制度(基礎篇)/(発展篇)』(国元書房,2009年)
『会計監査と企業統治』(共編著,中央経済社,2011年) 他

担当編集者コメント
 公認会計士監査を取り巻く環境の変化,監査の改革の根底には,社会が監査人に期待する役割と,監査人が現に引き受けている役割との間のギャップ(期待ギャップ)があるといわれます。そして本書の底流を流れるのは期待ギャップというキーワードです。
 研究者のみならず,実務家も本書を読むことで,このことについて再考してみてはいかがでしょうか。
著者から
 本書は「会計監査と企業統治」という基本テーマのもとに,これまでの会計プロフェッションが取り組んできた主たる活動の軌跡を過去回顧的に,また,現在の会計プロフェッションが直面している問題を未来展望的に捉え,それらを学術的に整理・総括することを目的としている。
 本書には,新しい監査研究を促すような執筆者の記述が,その本人が気づいているかどうかは別として,たくさん埋め込まれているように思われる。是非,監査研究を志す若い研究者は,そのような目で,本書を丁寧に読破していただくことをお勧めしたい。