サステナビリティ経営・開示のためのGHG排出量算定ガイドブック

あずさ監査法人
KPMGあずさサステナビリティ

定価(紙 版):3,080円(税込)

発行日:2024/08/08
A5判 / 248頁
ISBN:978-4-502-50271-2

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本の紹介
温室効果ガス(GHG)排出量の算定、削減の取組みについて解説。GHGプロトコルを基礎にスコープ1~3各場面での算定方法を示す。カーボンフットプリント算定にも言及。

目次

第1章 地球温暖化と気候変動

第2章 国際的な算定ルール(GHGプロトコル)
1 GHGプロトコルとは
2 GHG排出量を算定する場面(必要性)
3 GHG排出量の算定方法(概論)
4 異なるGHG排出量を比較可能とする方法
5 GHG排出量の具体的な算定方法

第3章 スコープ1の算定方法
1 スコープ1とは
2 考慮すべき事項
3 スコープ1算定上の留意点

第4章 スコープ2の算定方法
1 スコープ2とは
2 使用量の測定方法
3 排出係数に使用するデータ
4 スコープ2排出量の算定方法(「ロケーション基準」と「マーケット基準」)
5 残余ミックス係数
6 再生可能エネルギー
7 電力購入契約(PPA)とは

第5章 スコープ1,スコープ2排出量の削減に向けた取組み
1 環境に関わる税制(炭素税等)
2 排出量取引
3 クレジット取引
4 インターナル・カーボンプライシング

第6章 スコープ3の算定方法
1 スコープ3とは
2 スコープ3排出量算定の基礎
3 カテゴリ1~購入した物品・サービス~
4 カテゴリ2~資本財~
5 カテゴリ3~燃料・エネルギー関連の活動(スコープ1またはスコープ2に含まれないもの)
6 カテゴリ4~上流の輸送・流通~
7 カテゴリ5~事業において発生した廃棄物~
8 カテゴリ6~出張~
9 カテゴリ7~従業員の通勤~
10 カテゴリ8~上流のリース資産~
11 カテゴリ9~下流の輸送・流通~
12 カテゴリ10~販売した製品の加工~
13 カテゴリ11~販売した製品の使用~
14 カテゴリ12~販売した製品の廃棄処理~
15 カテゴリ13~下流のリース資産~
16 カテゴリ14~フランチャイズ~
17 カテゴリ15~投資~
18 一次データと二次データ

第7章 カーボンフットプリント算定の基礎
1 LCAとは
2 カーボンフットプリントの算定プロセス

第8章 開示実務上の留意点
1 サステナビリティ情報開示に係る企業の課題
2 情報・報告の信頼性の確保と企業の課題
3 情報・報告の信頼性確保に向けた対応上の留意点
4 情報収集のスピードの確保
5 プロセスの効率性の向上
6 サステナビリティ情報に係る業務プロセス構築のアプローチ

著者紹介

あずさ監査法人(あずさかんさほうじん)
[プロフィール]
有限責任 あずさ監査法人は,全国主要都市に約7,000名の人員を擁し,監査証明業務をはじめ,財務会計アドバイザリー,内部統制アドバイザリー,ESGアドバイザリー,規制対応アドバイザリー,IT関連アドバイザリー,デジタル・データ関連アドバイザリー,スタートアップ関連アドバイザリーなどの非監査証明業務を提供しています。
金融,テレコム・メディア,テクノロジー,パブリック,消費財・小売,ライフサイエンス,自動車等,産業・業種(セクター)ごとに組織された監査事業部による業界特有のニーズに対応した専門性の高いサービスを提供する体制を有するとともに,KPMGインターナショナルのメンバーファームとして,142の国と地域に拡がるネットワークを通じ,グローバルな視点からクライアントを支援しています。

KPMGあずさサステナビリティ(けーぴーえむじーあずささすてなびりてぃ)
[プロフィール]
2004年に設立されて以来,サステナビリティ領域に関するアドバイザリー業務及び非財務情報の信頼性向上のための第三者保証業務を一貫して提供しています。気候変動,生物多様性,ビジネスと人権,人的資本等といったサステナビリティに関する各テーマへの対応だけではなく,ESG評価向上や価値創造ストーリーの策定といったサステナビリティに関して全テーマ横断の対応が求められるもののみならず,クライアントの「ビジネスモデルの持続可能性」の推進を支援しています。