データとケースでわかるヨーロッパ企業

和田 美憲

定価(紙 版):2,970円(税込)

発行日:2024/10/22
A5判 / 224頁
ISBN:978-4-502-51281-0

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本の紹介
ヨーロッパ企業の姿を事例や判例、経済・経営学の視点を通じ多面的に解説。長期滞在した著者が感じた価値観・文化の違いも織り交ぜ、特にEUでの市場統合以降の変化に着目。

目次

PART1  ヨーロッパ企業の理解のための多様なアプローチ
第1章  単一市場は企業に何をもたらしたのか?―EUの市場統合とヨーロッパ企業の発展―

第2章 「 自由な移動」は本当に望ましいのか?―貿易理論のエッセンスと多国籍企業の特徴―

第3章  企業の所有構造を調査しよう―コーポレートガバナンスと株式市場の関係―

第4章  M&Aは企業に何をもたらすのか?―経営分析ツールを用いた企業買収・売却の効果―

第5章  イギリスはなぜEUを離脱したのか?―Brexitからみる労働市場と教育システムの比較―

PART 2  産業別ヨーロッパ企業の比較
第6章  エネルギー産業―環境政策と経済発展を支える企業とは?―

第7章  インフラ産業―民営と国営,どちらが望ましい?―

第8章  自動車産業―憧れのヨーロッパ車は誰が製造している?―

第9章  ラグジュアリー産業―最強のブランド力を作る法則とは?―

第10章  生活関連産業―生活を彩る企業の秘密に迫る!―

著者紹介

和田 美憲(わだ よしのり)
[プロフィール]
同志社大学経済学部准教授。1996年,同志社大学経済学研究科大学院修士課程修了。
その後,ロンドン大学で経営学と組織心理学を学び,2003年にロンドン大学から経済学・経営学の博士号を授与。博士論文タイトルは“Policies, Management and Incentives in Privatisation-An Interdisciplinary Approach"。経済学,経営学,および心理学の知見を活かし,企業戦略や宗教行動に関する学際的研究を行う。
2006年から2008年までドイツのボン大学東アジア研究所の客員教授,2016年から2019年にかけて,ケンプリッジ大学クレアホールおよびセントキャサリンカレッジのリサーチ・フェロー。

[主な著作]
「地政学リスクにおける事業拡大の決定要因」2022年,第19巻(1)経済政策ジャーナル,“The Macro-Economic Influences on a New Religious Group In Japan." Journal of Economics, Management and Religion, 2021, Vol.2 (2). "Discriminatory Tax and Subsidy on Environmental Behaviors," Environmental Economics and Policy Studies, 2019 Vol.21(1)