内部統制「見直し」の実務―不備を生じさせないための「リスクトーク」という手法
- 本の紹介
- 他社で起きている不備や虚偽記載の現状を自社に置き換えてリスクシナリオを構築し、不祥事を起こさない内部統制を構築し運用する方法論を解説。改訂内部統制基準等に準拠。
目次
第Ⅰ章 改訂内部統制報告制度とリスクトーク
1 改訂された内部統制報告制度(J-SOX)の概要
2 我が国における内部統制の不備・不祥事の発生状況
3 リスクトークにより何を解決するのか
第Ⅱ章 全社的なリスクの評価,構築および運用
1 リスクトークとCOSOフレームワークの活用による全社的なリスクの評価
2 全社的な内部統制の構築・見直しと例示
第Ⅲ章 情報の信頼性に着目した業務プロセス等のリスク評価と信頼性の確保
1 情報の信頼性の確保の重要性
2 リスクトークによる情報の信頼性に着目した内部統制の構築・運用
3 DXを利用した情報の信頼性の確保
4 海外事業拠点での対応
5 買収先での対応
6 中堅・中小上場企業等における内部統制の構築
7 決算・財務報告プロセス,業務プロセスの例
第Ⅳ章 内部統制の整備および運用状況の評価
1 評価範囲の見直し
2 内部監査部門の役割
3 整備状況の評価における着眼点の明確化
4 運用状況の評価の精緻化と効率化
5 不備の識別方法の改善と根本原因の追究による評価および是正措置
6 内部統制報告書の作成
7 訂正内部統制報告書の対応
第Ⅴ章 財務報告に係る内部統制の監査とリスクトーク
1 内部統制監査
2 リスクトークにおける監査人の役割と指導的機能
3 企業と監査人のコミュニケーション
第Ⅵ章 その他の内部統制とリスクトーク
1 上場準備における内部統制
2 サステナビリティ報告に係る内部統制とリスクトークの適用可能性