目次
第1章 租税法における概念
第1節 総論
第2節 借用概念
第3節 固有概念
第4節 その他の概念
第5節 不確定概念
第2章 法令解釈の方法
第1節 総論
第2節 文理解釈
第3節 拡張解釈
第4節 縮小解釈
第5節 変更解釈
第6節 反対解釈
第7節 類推解釈
第8節 税法解釈のあり方
第9節 疑わしきは納税者の利益に
第3章 最高裁判決にみる税法解釈のあり方
第1節 住所国外移転事件─規定の文理を忠実に解釈したもの
第2節 ホステス報酬計算期間事件─規定の文理を忠実に解釈したもの
第3節 自動車用燃料事件─規定の趣旨目的に照らして文理を解釈したもの
第4節 養老保険事件─規定の趣旨目的に照らして文理を解釈したもの
第5節 地域統括業務適用除外事件─調査官解説において租税法の解釈についての最高裁の立場が示されているもの
第4章 法令用語のルール
第1節 「及び」「並びに」「又は」「若しくは」「たすき掛け」
第2節 「推定する」「みなす」
第3節 「前項の場合において」「前項に規定する場合において」「前項の〇〇」「前項に規定する〇〇」
第4節 「その他」「その他の」
第5節 「係る」「当該」「場合」「とき」「時」
著者紹介
稲見 誠一(いなみ せいいち)
[プロフィール]
デロイト トーマツ税理士法人
テクニカルセンター シニアアドバイザー
税理士
デロイト トーマツ税理士法人に入社後パートナーとして事業承継部門長,テクニカルセンター長,審理室長,東京事務所長,副理事長を歴任し,2016年12月1日よりテクニカルセンターのシニアアドバイザーとして,税務訴訟研究を通じて教育研修業務に従事している。
[主な著作]
『新版/詳解 グループ通算制度Q&A』(清文社・共著)
『Q&A 事業承継をめぐる非上場株式の評価と相続対策』(清文社・共著)
『制度別逐条解説 企業組織再編の税務』(清文社・共著)
『詳解 連結納税Q&A』(清文社・共著)
『組織再編における株主課税の実務Q&A』(中央経済社・共著)
『「純資産の部」の会計と税務』(清文社・共著)
『私的整理ガイドラインの実務』(金融財政事情研究会・共著)
『ケース別にわかる企業再生の税務』(中央経済社・共著)
『実務詳解 組織再編・資本等取引の税務Q&A』(中央経済社・共著)
『グループ法人税制・連結納税制度における組織再編成の税務詳解』(清文社・共著)
梅本 淳久(うめもと あつひさ)
[プロフィール]
デロイト トーマツ税理士法人
テクニカルセンター シニアマネジャー
元国税審判官・公認会計士・米国公認会計士。司法書士試験合格
デロイト トーマツ税理士法人に入社後,税務申告業務,国際税務コンサルティング業務を経験し,現在は,法令解釈や判例分析に基づく相談業務や教育研修業務などに従事している。民間専門家として,国税審判官(特定任期付職員)に登用され,審査請求事件の調査・審理を行った経験を有する。
京都大学理学部卒。
[主な著作]
『税理士のための「事実認定」の実務』(中央経済社)
『詳解 役員給与税務ハンドブック』(中央経済社)
『否認事例・裁判例からみた 消費税 仕入税額控除の実務』(中央経済社・共著)
『国際課税・係争のリスク管理と解決策』(中央経済社・共著)
『[テーマ別実務分析]最新 法人税の重要判例』(ロギカ書房)
『条文・事例・図表で読み解く 繰越欠損金の税務』(ロギカ書房)
『判例に学ぶ 税法条文の〝実践的〟読み方』(ロギカ書房)
『子会社株式簿価減額特例―国際的な配当をめぐる税務』(ロギカ書房)
『新版【法律・政省令並記】逐条解説 外国子会社合算税制』(ロギカ書房)
『【法律・政省令並記】逐条解説 外国税額控除~グループ通算制度・外国子会社合算税制対応~』(ロギカ書房)
『【法律・政省令並記】逐条解説 過大支払利子税制』(ロギカ書房)
『詳解 有利発行課税』(ロギカ書房)
『[処分取消事例]にみる 重加算税の法令解釈と事実認定』(ロギカ書房)
『事例と条文で読み解く 税務のための民法講義』(ロギカ書房)
『新版/詳解 グループ通算制度Q&A』(清文社・共著)
『第10版 Q&A 事業承継をめぐる非上場株式の評価と相続対策』(清文社・共著)
『詳解 タックス・ヘイブン対策税制』(清文社・共著)
「外国法を準拠法とする契約に係る税務上の取扱い[1]~[3]」月刊国際税務38巻12号~39巻2号(国際税務研究会)