- 本の紹介
- なぜ女性の能力発揮が重要なのか、女性の活躍によって何を目指すのか。日本のダイバーシティ経営の推進や女性が主体的にキャリア形成に取り組むための課題を明らかにする。
目次
シリーズ ダイバーシティ経営
女性のキャリア支援
目次
「シリーズ ダイバーシティ経営」刊行にあたって
はじめに
序章 ダイバーシティ経営における女性のキャリア支援の課題
1 ダイバーシティ経営における女性のキャリア支援の位置付け
2 本書の問題意識
3 本書の構成
第1章 働く女性の現状と政策
1 女性就業の多様性
⑴ 多様性の背景
⑵ 国際比較
2 日本の女性の就業実態と背景
⑴ 就業実態の男女差
⑵ 女性労働力率の変化
⑶ M字型カーブの構造にみる課題
⑷ 女性の労働力上昇の制度的背景
⑸ 女性の労働力上昇の社会的背景
3 雇用の場における男女間格差
⑴ 男女間賃金格差とその要因
⑵ 職域分離
⑶ 雇用差別の理論
4 女性の活躍推進に関する政策の展開
⑴ 重要な2つの流れ
⑵ 男女雇用機会均等政策
⑶ ポジティブ・アクション
⑷ 両立支援と子育て支援政策
5 女性のキャリア形成のために求められること
第2章 採用と就職
1 女性のキャリア形成と採用の関連と現状
⑴ 女性のキャリア形成における採用の重要性
⑵ 採用における性差の状況:業種による差
⑶ 採用における性差の状況:雇用区分による差
⑷ 採用時に性差が生じる背景
2 企業の採用管理と学生の就職活動
⑴ 採用計画
⑵ 採用活動
⑶ 就職活動
3 採用と就職の課題
⑴ 情報と入社前の期待形成
⑵ 採用時の情報提供
⑶ 就職活動時の情報収集
⑷ 女性のキャリア形成における採用の課題
第3章 初期キャリアにおける人材育成
1 「初期キャリア」がなぜ重要か
⑴ 日本企業の人材育成の特徴
⑵ 新入社員本人にとっての「初期キャリア」の重要性
⑶ 企業にとっての「初期キャリア」の重要性
2 初期キャリアにおける人材育成を促進する要因
⑴ 初期キャリアにおける課題
⑵ 組織への適応
⑶ 職業能力の獲得
⑷ 初期キャリアにおける人材育成
3 女性の初期キャリアの課題
⑴ 入社後の現実
⑵ 総合職の仕事に対する期待
⑶ リアリティ・ショック
4 初期キャリアのマネジメントのあり方:性差に着目して
⑴ 女性のキャリアを支援する上での視点
⑵ 初期キャリアにおける一歩先のマネジメント
第4章 出産・育児期のキャリア形成
1 出産・育児期の女性のキャリアの現状
⑴ 女性のライフコース
⑵ 出産・育児期の就業意識
2 両立支援策とその経営的効果
⑴ 90年代以降に進んだ法制度
⑵ 制度の導入・利用状況
⑶ 両立支援策の意義
⑷ 両立支援策の経営的な効果
3 出産・育児期の女性のキャリア
⑴ 高まる就業継続
⑵ 女性のキャリア形成への影響
⑶ 育児期の仕事経験
4 女性の継続的なキャリア形成のための課題
⑴ 制度対応における課題
⑵ 個別性への対応
⑶ 適切な仕事配分
⑷ 男性の育児と重要な働き方改革
第5章 女性の昇進
1 女性の昇進の現状
⑴ 女性管理職比率への注目
⑵ 女性の管理職比率はなぜ重要か
⑶ 女性の昇進の実態
2 女性管理職が少ない理由
3 女性の昇進意欲
⑴ 昇進意欲の男女差
⑵ 女性の昇進意欲の要因分析
4 日本企業の昇進管理と女性の昇進
⑴ 昇進の仕組み
⑵ 内部昇進と女性の登用
5 女性管理職を増やすために
⑴ 女性の管理職登用の課題
⑵ ポジティブ・アクションの重要性
6 女性管理職のマネジメントへの注目
第6章 女性一般職のキャリア形成
1 女性一般職の就業状況
⑴ 女性一般職はどれくらい存在するか
⑵ 女性一般職はどこで働いているか
⑶ 女性一般職はどのような特徴があるのか
2 ジェンダー構造と女性一般職
⑴ 職場のジェンダー構造
⑵ 性別職域分離の構造
3 補助職から基幹職へ
⑴ 補助職としての女性労働
⑵ 男女雇用機会均等法とコース別雇用管理制度
⑶ 女性一般職の勤続長期化と職務の変化
⑷ 女性一般職の活躍推進の現状
4 女性一般職を起点とする人事管理の今後
⑴ 男性の働き方の見直し
⑵ コース別雇用管理制度の課題
⑶ 雇用区分の多元化の課題
⑷ 女性一般職のキャリアの拡大
著者プロフィール
〈責任編集〉
佐籐 博樹
武石 恵美子