具体的紛争を解決するための要件事実・事実認定・論証責任の基礎

伊藤 滋夫

定価(紙 版):3,740円(税込)

発行日:2024/09/10
A5判 / 292頁
ISBN:978-4-502-49611-0

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本の紹介
多様な事実関係から出発する設例を用いて、論証責任の所在を意識しながら、訴訟物・請求原因などの要件事実の決定と、事実の判断の適切な進め方について具体的な解説を行う。

著者紹介

伊藤 滋夫(いとう しげお)
[プロフィール]
1954年名古屋大学法学部卒,61年ハーバード・ロー・スクール(マスターコース)卒業(LL.,M),94年博士(法学)名城大学。56年東京地家裁判事補,以後,最高裁判所司法研修所教官(民事裁判担当・2回)などを経て,東京高裁部総括判事を最後に,95年依願退官。この間,法制審議会部会委員なども務める。現在は,弁護士創価大学名誉教授,法科大学院要件事実教育研究所顧問。

[主な著作]
『要件事実論の総合的展開ーその汎用性を説き論証責任論に及ぶ』(日本評論社,2022年)
『事実認定の基礎ー裁判官による事実判断の構造〔改訂版〕』(有斐閣,2020年)
『要件事実の基礎ー裁判官による法的判断の構造〔新版〕』(有斐閣,2015年)
編『租税法の要件事実』(法科大学院要件事実教育研究所報第9号) (日本評論社,2011年)
共編『租税訴訟における要件事実論の展開』(青林書院,2016年)