経済・環境・社会価値を創造する会計―万能ではない数値との付き合い方

天王寺谷 達将

定価(紙 版):4,400円(税込)

発行日:2025/09/24
A5判 / 224頁
ISBN:978-4-502-54801-7

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本の紹介
経済価値・環境価値・社会価値をバランスよく創造するために、企業は会計をどのように活用すればよいのか。数値とそれを生み出すプロセスとしての会計に着目して考察する。

目次

序章 影響力がある数値を基軸としたマネジメント

第1章 経済・環境・社会価値(複数価値)を創造する会計の視点
第1節 本書の概要とスタンス
第2節 数値を生み出す会計
第3節 会計と複数価値の創造の関係性
第4節 会計と複数価値の創造の関係性を捉えるフレームワーク

第2章 貨幣情報の力を活用するマネジメント
第1節 会計の2つの役割
第2節 離れた場所から対象をマネジメントする力
第3節 判断を容易にする力
第4節 貨幣情報の力
第5節 貨幣情報の力を活用した複数価値の創造

第3章 貨幣情報活用の問題と解決の方向性
第1節 数値が生み出されるプロセスで失われるもの
第2節 環境情報を貨幣情報に変換することの弊害
第3節 貨幣情報活用の功罪

第4章 複数価値を創造する会計の様式
第1節 複数価値創造のマネジメントのあり方
第2節 複数価値創造の実践

第5章 複数価値を創造する会計
第1節 共約
第2節 判断の主体
第3節 数値を基軸にした複数価値創造のマネジメント
第4節 万能ではないが活用できる数値

著者紹介

天王寺谷 達将(てんのうじや たつまさ)
[プロフィール]
岡山大学大学院社会文化科学研究科講師
広島経済大学助教、准教授を経て、2018年より現職。神戸大学博士(経営学)。主要業績に「イノベーションと管理会計研究の今後の方向性:Robert Simonsの理論面での貢献の考察を足掛かりとして」(『管理会計学』、2018年)など。