クラウドファンディングのデータサイエンス―資金調達構造の実証研究

内田 彬浩

定価(紙 版):4,180円(税込)

発行日:2026/02/10
A5判 / 188頁
ISBN:978-4-502-56881-7

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本の紹介
本書は、利用が多い購入型クラウドファンディングに焦点をあて、実際のデータを大規模に収集しデータサイエンスの手法を用いて分析することで、資金調達構造を定量的に検証。

目次

第1章 クラウドファンディングを取り巻く現状
1.1 拡大するクラウドファンディング
1.2 クラウドファンディングの類型と機能
1.3 クラウドファンディングの主要な主体
1.4 クラウドファンディング研究における関心
1.5 本書の構成

第2章 クラウドファンディングに関する先行研究
2.1 クラウドファンディングの実証研究の増加
2.2 クラウドファンディングプラットフォームに関する研究
2.3 資金調達者とプロジェクトに関する研究
2.4 出資者に関する研究
2.5 COVID-19の影響に関する研究
2.6 資金調達の周辺領域に関する研究
2.7 残された課題と本書の分析との関連

第3章 プラットフォーム掲載基準とプロジェクト方式に関する分析
3.1 分析の概要
3.2 分析に使用したデータ
3.3 プロビット回帰モデル
3.4 分析結果の概要
3.5 掲載基準の緩和による影響
3.6 プロジェクト方式の差異による影響
3.7 まとめ

第4章 成功パターンと価格設定に関する分析
4.1 分析の概要
4.2 分析に使用したデータ
4.3  潜在クラスポアソン回帰とロジスティック回帰の2段階モデル
4.4 分析結果の概要
4.5 各クラスターの特徴
4.6 クラスター別のリターン価格設定
4.7 まとめ

第5章 出資状況の推移に関する分析
5.1 分析の概要
5.2 分析に使用したデータ
5.3 有限期間Bassモデル
5.4 潜在クラス回帰と重回帰の2段階モデル
5.5 有限期間Bassモデルの結果
5.6 潜在クラス回帰と重回帰の2段階モデルの結果
5.7 まとめ

第6章 COVID-19による出資者行動の変化に関する分析
6.1 分析の概要
6.2 分析に使用したデータ
6.3 傾向スコアマッチングとロジスティック回帰モデル
6.4 傾向スコアマッチングの結果
6.5 ロジスティック回帰モデルによる分析結果
6.6 分析結果の考察
6.7 まとめ

第7章 クラウドファンディングの定量的な理解
7.1 本書における分析結果のまとめ
7.2 クラウドファンディングの資金調達構造
7.3 クラウドファンディングに活用できる定量的知見
7.4 今後のクラウドファンディングの研究の展望

著者紹介

内田 彬浩(うちだ よしひろ)
[プロフィール]
立教大学大学院ビジネスデザイン研究科助教
1988年生まれ。2010年慶應義塾大学商学部卒業。2015年同大学大学院経営管理研究科修士課程修了,修士(経営学)。
2022年筑波大学大学院ビジネス科学研究科博士後期課程修了,博士(経営学)。
東京商工会議所,デロイト トーマツ コンサルティング,データ分析コンサルティング事業の起業などを経て,2024年より現職。

研究分野:
ビジネスデータサイエンス,イノベーション,経営戦略

[主な著作]
「エマージングインダストリーにおけるパフォーマンス決定要因:非構造化データとLLMを用いた実証分析」『Venture Review(日本ベンチャー学会誌)』46,2025年。
「購入型クラウドファンディングにおけるCOVID-19パンデミックの出資者行動への影響:傾向スコアマッチングを用いた実証分析」『組織科学』57(3),2024年。
「購入型クラウドファンディングプロジェクトの成功パターンと価格設定:購買要因によるクラスタリング」『Venture Review(日本ベンチャー学会誌)』39,2022年。
「クラウドファンディングプラットフォームによる資金調達者へのアプローチ:掲載基準とプロジェクト設計に関する実証研究」『Venture Review(日本ベンチャー学会誌)』35,2020年(第8回日本ベンチャー学会清成忠男賞論文部門奨励賞受賞)。