- 本の紹介
- 職場でのダイバーシティ・マネジメントにおいて中核的な担い手であり最前線で対応することになる管理職に着目し、その果たすべき役割と職場にもたらす成果について解説する。
目次
シリーズ ダイバーシティ経営
管理職の役割
目次
「シリーズ ダイバーシティ経営」刊行にあたって
はじめに
序 章 ダイバーシティ・マネジメントと管理職
1 ダイバーシティ・マネジメントにおける管理職の重要性
2 本書の目的
3 本書が対象とする読者層
4 本書の構成
第1章 「管理職」とは誰か,「管理職」とは何か
1 管理職とは:役割と機能から考える
⑴ 本書が対象とする管理職
⑵ 管理職の定義と役割 …他
2 管理職の現状:データから見る
⑴ 管理職の数および就業者に占める比率
⑵ 管理職への昇進のタイミング …他
3 管理職への要請:必要となる能力と経験・評価
⑴ 管理職の役割と管理理念の変遷
⑵ 管理職の役割の変化と求められる能力 …他
4 管理職の新たな課題
⑴ 労働法上の定義と実態との乖離 3
⑵ 管理職の働き方 …他
第2章 ダイバーシティがもたらす影響と管理職
1 ダイバーシティとは何か
⑴ ダイバーシティの定義
⑵ 先行研究で取り上げられてきたダイバーシティの類型 …他
2 職場のダイバーシティが組織にもたらす影響
⑴ アウトカムの概要
⑵ ダイバーシティがもたらす影響 …他
3 職場のダイバーシティがもたらす影響を説明するパース
ペクティブ
⑴ 複数のパースペクティブの存在
⑵ 情報/意思決定パースペクティブ …他
4 ダイバーシティが組織にもたらす影響を左右する要因
⑴ 高まる調整変数への関心
⑵ 先行研究で検討された調整変数 …他
第3章 ダイバーシティ・マネジメントにおける管理職の役割
1 ダイバーシティ・マネジメントの必要性と3つのパースペクティブ
⑴ ダイバーシティ・マネジメントの必要性
⑵ ダイバーシティ・マネジメントの目的を示す3つのパース
ペクティブ …他
2 ダイバーシティ・マネジメントを推進する人事施策
⑴ ダイバーシティ・マネジメントと人的資源管理の関係性
⑵ ダイバーシティ・マネジメントを推進する人的資源管理の
パースペクティブ …他
3 組織風土
⑴ 組織風土とは何か
⑵ ダイバーシティ・マネジメント研究で取り上げられる組織風土と
その影響 …他
4 リーダーシップ
⑴ リーダーシップとは何か
⑵ ダイバーシティ・マネジメント研究で取り上げられるリーダー
シップ …他
第4章 ダイバーシティ・マネジメントで管理職が直面する課題
1 ダイバーシティ・マネジメントにおける管理職の課題
⑴ 推進上の課題となる管理職
⑵ 部下の属性による管理職の育成行動の違い …他
2 管理職のマネジメント行動:変わる役割と高まる難易度
⑴ 管理職が担う役割と仕事
⑵ 変化する管理職の仕事
3 人事施策を運用することの難しさ
⑴ 人事施策の運用への管理職の関与
⑵ 人事施策の運用に対する2つの視点:人事部門の有効性と
権限委譲 …他
4 ダイバーシティ・マネジメント固有の難しさ
⑴ ダイバーシティ・マネジメントだからこその難しさ
⑵ ダイバーシティ・マネジメントが職場にもたらす効果の予測
しにくさ …他
第5章 部下のワーク・ライフ・バランスを支援する管理職
1 職場におけるワーク・ライフ・バランス支援とその効果
⑴ ワーク・ライフ・バランスの定義と日本の現状
⑵ ワーク・ライフ・バランスの推進に期待される個人レベルでの
効果 …他
2 部下のワーク・ライフ・バランスを支援する管理職
⑴ 企業が従業員のワーク・ライフ・バランスを実現する2つの
仕組み
⑵ 2つのサポートをつなぐ管理職 …他
3 部下のワーク・ライフ・バランスを支援する管理職の行動
⑴ 部下のワーク・ライフ・バランス支援につながる管理職の行動
としてのFSSB
⑵ 管理職のワーク・ライフ・バランス支援行動が部下に与える
影響…他
4 ワーク・ライフ・バランス支援とキャリア形成
⑴ WLB支援が利用者のキャリア形成に与える影響
⑵ 短時間勤務者の仕事の特徴 …他
第6章 管理職のダイバーシティ・マネジメント行動を引き出す
1 管理職の行動を引き出す制度的要因と組織的取組み
⑴ 管理職の役割と行動を検討する2つの視点
⑵ HRMを通じて行動を引き出す …他
2 管理職の行動に影響を与える組織内部の情報の流れ
⑴ 新たな価値の翻訳者としての管理職
⑵ 垂直方向(上方)からの情報の流れ …他
3 管理職を対象とする育成と研修
⑴ 管理職のリーダーシップを育成する
⑵ 管理職の部下支援行動を促進する …他
4 今後の課題
⑴ 本章のここまでの議論と残された課題
⑵ 職場での管理職と構成員との相互作用 …他
著者プロフィール
〈責任編集〉
佐 藤 博 樹
武 石 恵 美 子
〈著 者〉
坂 爪 洋 美
高 村 静