人的資本経営のマネジメント―人と組織の見える化とその開示

一守 靖

定価(紙 版):2,530円(税込)

発行日:2022/10/20
A5判 / 212頁
ISBN:978-4-502-44351-0

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本の紹介
人的資本に関して、どのような指標についてデータを整理し、組織で活用するのか、また開示のポイントは何か。ISO30414をベースに重要指標を網羅し解説。事例も収録。

目次

第1章 なぜいま人的資本経営が必要なのか
1 知的資本と人的資本
2 見えない資本を“見える化”する
3 事実ベースの人材マネジメント
4 埋もれた情報を活かす
5 誰が指標を活用すべきか
6 本書の構成

第2章 人的資本と人的資本理論
1 人的資本
2 日本型雇用システムと人的資本
3 欧米型雇用システムと人的資本

第3章 人的資本経営と戦略的人材マネジメント
1 戦略的人材マネジメント
2 人的資本と戦略的人材マネジメント
3 戦略的人材マネジメントと人事部門の役割

第4章 人的資本経営は企業価値を向上させるのか
1 個人レベルの人的資本と個人の成果
2 組織レベルの人的資本と組織の成果
3 人的資本が企業価値の向上につながるメカニズム
4 ダイナミック・ケイパビリティ

第5章 人的資本の測定と評価
1 指標を選択する際の考え方
2 人的資本の開示を支援する様々な国際機関
3 人的資本の代表的な指標

第6章 先進企業の取り組み事例
1 ソニーグループ
2 構造計画研究所
3 事例から学べること

著者紹介

一守 靖(いちもり やすし)
[プロフィール]
事業創造大学院大学 事業創造研究科教授。
専門は人材・組織マネジメント。

アカデミックの領域では,青山学院大学大学院国際マネジメント研究科非常勤講師,富山大学大学院経済学研究科非常勤講師を歴任し,現在,法政大学経営大学院イノベーション・マネジメント研究科兼任講師,慶應義塾大学産業研究所共同研究員を兼務。

ビジネスの領域では,国内上場企業のほか,日本ヒューレット・パッカード,シンジェンタジャパン、ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン,日本NCR, bitFlyerにて人事・総務部門の責任者を歴任し,現在,企業の人事制度設計や人材育成を支援するピープルマネジメントコンサルティング代表。

慶應義塾大学博士(商学)。

[主な著作]
『ベンチャリングの組織論』(共著,PHP研究所,2002年)
『日本的雇用慣行は変化しているのか』(単著,慶應義塾大学出版会,2016年)
『人事部機能の集権化・分権化の方向性とその課題:日系企業と外資系企業の比較から』(単著.「日本労働研究雑誌」,2018)
『従業員は職場に戻るのかーベンチャー企業A社の事例を通した考察ー』(単著.『産業・組織心理学研究』.2021)
『人的資本経営のマネジメント:人と組織の見える化とその開示』(単著,中央経済社.2022年)

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