経営コンサルティング・ノウハウ/5マーケティング〈改訂版〉

公益財団法人日本生産性本部コンサルティング部
小倉 高宏

定価(紙 版):2,860円(税込)

発行日:2024/05/16
A5判 / 208頁
ISBN:978-4-502-50161-6

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本の紹介
コンサルタントが生産性向上のために実践しているノウハウを公開! 第5巻は市場分析や戦略構想等に実際に使える手法を解説。フェルミ推定や3つの軸等も取り上げる。

目次

第1章 環境分析による戦局の見極め─市場を俯瞰するための分析フレーム
①潮流を読む外部環境分析
②業界環境分析による勢力分析
③自軍の力量分析(内部分析)
④SWOTで総括する…

第2章 戦い方の視える化~戦略策定─戦略セオリーによる優位性確保
①ドメインで戦う土俵を定義する
②基本戦略の3つの型
③競争地位別戦略とは“番付”をわきまえた戦い方である
④プロダクト・ライフ・サイクルによる寿命を考慮した戦略策定…
⑤アンゾフの成長マトリックスによる次の一手の考え方
⑥プロダクト・ポートフォリオ・マネジメントによる新旧事業の組み合わせ
⑦STPによる標的(まと)の明確化
⑧ロジャースの普及モデルによる市場選定
⑨4P(4C)はマーケティングの4大ポイント
⑩総括~戦略策定プロセス

第3章 マーチャンダイジング─試合巧者になるための戦術レベルの実行策
①3W2Hによるマーチャンダイジング
②マーチャンダイジング・サイクルによるPDCA
③インストア・マーチャンダイジングによる4Pの実践
④クロスMDによる販売点数アップとマージン・ミックス
⑤バイヤーとスーパーバイザーはスコアラーとコーチの役割である
⑥異なる業種・業態でも分配率で分析が可能
⑦バックヤードの広さの目安
⑧店舗の快適性を決めるゾーニング
⑨人の流れを作り出すための回遊性
⑩客動線調査による回遊性の把握

第4章 データで勝負─定量的な分析手法
①優先順位づけのためのABC分析
②3×3のクロスABC分析
③品揃えのBefore Afterの比較のためのSKU分析
④1,000人当たり実績換算がPI値
⑤陳列の手間ひまと売上貢献度を加味したスペース生産性分析
⑥Competitorに学ぶ~競合店調査
⑦Customerに学ぶ~利用客調査(満足度,売り場問合せ)
⑧Customerに学ぶ~商圏分析
⑨通行人に学ぶ~通行量調査
⑩「フェルミ推定」は根拠あるエイヤー

第5章 サービス・マーケティングと顧客満足度─顧客の満足・不満足の原因と結果①サービス・マーケティングでは“コト”を扱う
②サービス・プロフィット・チェーンによるCSとESの連鎖
③顧客満足の原因と結果
④サービス品質
⑤3種類の差別化策

著者紹介

公益財団法人日本生産性本部コンサルティング部(にほんせいさんせいほんぶこんさるてぃんぐぶ)
[プロフィール]
公益財団法人日本生産性本部は,企業を中心としたあらゆる経営組織の長期的な発展を目標に,「生産性向上」を目指す経営コンサルティングを実施している。経営コンサルティング事業を開始したのは1958年。柱の1つである経営コンサルタント養成事業では,これまで7,400名以上の経営コンサルタントを世に送り出した。
コンサルティング部では,専属経営コンサルタント約50名を組織し,「全社改革」「経営戦略」「人事制度」「人材育成」「業務改善」「生産革新」等を主な領域としている。大企業から中堅・中小企業まで支援し,業界としても製造業・サービス業・金融業・自治体・医療介護・学校など多岐にわたる。
年間600件を超える診断指導・支援を実施しており,「人的資本経営」「SDGs 経営」「DE&I」「健康経営」「DX 推進」など,新たなテーマでの事業展開も活発に行っている。
URL:https://www.jpc-net.jp/mc/consulting

小倉 高宏(こくら たかひろ)
[プロフィール]
公益財団法人 日本生産性本部 主席経営コンサルタント

1968年 大阪府生まれ
1991年 関西大学社会学部卒業
1991年 生活協同組合コープこうべ入所
2008年 関西学院大学大学院経営戦略研究科修了(経営管理修士: MBA)
2008年 日本生産性本部の経営コンサルタント養成講座を修了

スーパーマーケットや専門店,通信販売などの小売業,ホテル・旅館や航空会社,クレジットカードなどのサービス業の競争力向上を目的に,市場分析や経営指導,従業員育成を行っている。サービス産業生産性協議会(SPRING) の日本版顧客満足度指数(JCSI)に基づく3C分析を得意とする。講演や研修などの登壇機会が多く.受講者は延べ2万人を超える。「販売革新」(商業界)や「日経消費インサイト」などの業界専門誌に寄稿多数。