「越境」支援戦略―人事のための導入のポイントと事例
- 本の紹介
- 経営や人事のサポートなしに「越境」は成功しない。異動、社内プロジェクト、出張、研修、副業、企業間プロジェクト、MBA、ワーケーション等様々な「越境」を整理し解説。
目次
1 【越境】とは何か?
【越境】とは,物理的・心理的境界を越えること
人はなぜ境界をつくるのか?
【越境】は人間の基本的営み
現代の【越境】の様相
【越境】とは,変化に対応すること
【越境】支援の出番
【越境】しやすい時代
個人が【越境】しなくなったのは組織の責任?
個人の【越境】には組織の支援が必要
【越境】の対象領域について
2 企業経営のダイナミクスから【越境】を考える
【越境】を考える際の視点
経営とは,企業と3つの市場とのコミュニケーション
3つの市場は変化している
3 金融市場と企業とのコミュニケーションでは【越境】が必須
金融市場と企業とのコミュニケーションとは?
資本調達活動とは?
環境経営の台頭と投資判断基準の変化
4 商品市場と企業とのコミュニケーションには【越境】が必要
商品市場に対して価値を提供する事業活動とは?
顧客の圧倒的減少に直面する日本
顧客に対して提供する価値自体が変化
どうやって儲けたらいいのか? も変化
異種の競合が登場するので,競争優位のポイントも変えるべき
市場を変え,提供価値や製品を変えることの必要性をアンゾフのマトリクス~多角化戦略~で考える
商品市場の外部環境変化に対応する多角化は全ての企業に必要か?
過去の多角化の反省点とあるべき方向性
5 労働市場と企業とのコミュニケーションでは【越境】は必然
労働市場とのコミュニケーションの要諦は人材マネジメント
労働市場の変化
改めて人材マネジメントの【越境】とは何かを考えてみる
企業経営には3つの市場とのコミュニケーションに対する変化対応が求められる
6 個人アンゾフから考える社員の3つの【越境】の方向性
個人アンゾフとは?
7 【越境】の前提,理想の【越境】先の特徴,【越境】での経験,【越境】先で得られること
【越境】の前提となる相対化
【越境】先のコミュニティのあるべき特徴
【越境】で得られる経験
【越境】で獲得できること
【越境】をめぐる実証データ
【越境】とリーダーシップとの繋がり
【越境】はリーダーをつくる
8 【越境】にデメリットはあるか?
【越境】すると転職してしまうのでは?
副業での【越境】は,情報漏洩や健康面でのリスクに繋がるのでは?
【越境】すると,現業のパフォーマンスが低下するのでは?
【越境】すると,【越境】者の自己肯定感が下がるのでは?
【越境】すると,自身が異質な存在だと気づき,現業への求心力が減少するのでは?
9 【越境】の対象者は? 【越境】を促進すべき企業は? 【越境】の動向は?
【越境】の対象者は?
どんな企業が,社員の【越境】をさせるべきか?
【越境】の現在の動向は?
【越境】の事例
10 【越境】を促進させるためには【越境】の概念浸透が必要
社員が自律的に【越境】するようになるのは難しい
【越境】の概念浸透を行うべき~概念浸透モデルの4つのレバーを動かす~
【越境】者の活性度を高めることが必要
【越境】の経営へのレポーティング
人事部は【越境】しているか?
11 戦略は組織(人材マネジメント)に従う~SHRMの実現~
MIマトリクス〈R〉というフレームで見る【越境】
MIマトリクス〈R〉での人事の【越境】の方向性
組織は戦略に従う? 戦略は組織に従う?
リクルートの事例
戦略は人材マネジメントに従う
変化対応の1つの方向性としての人的資本経営という追い風
12 まとめ
【越境】の必要性の流れ
【越境】を軸とした人材マネジメント変革は,経営管理イノベーション
成長戦略実行計画
OPEN JAPANで新しい「Japan as No.1」をつくる