体系現代会計学第6巻財務報告のフロンティア

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広瀬 義州 責任編集
藤井 秀樹 責任編集

定価(紙 版):4,840円(税込)

発行日:2012/09/14
A5判 / 426頁
ISBN:978-4-502-45260-4

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本の紹介
会計報告に偏重している日本の制度的財務報告に対し、英米の財務報告は企業価値を決定するさまざまな情報を提供している。多様な角度から新しい財務報告問題を論じる。

著者紹介

広瀬 義州(ひろせ よしくに)
[プロフィール]
1949年生まれ
早稲田大学大学院商学研究科博士課程後期修了
早稲田大学教授
商学博士

[主な著作]
『会計基準論』(中央経済社,1995年)
『ビジネスアカウンティング』(東洋経済新報社,2004年)
『知的財産会計』(税務経理協会,2006年)
『財務報告の変革』(編著,中央経済社,2011年)
『財務会計(第11版)』(中央経済社,2012年)
『財務報告のフロンティア』(共編著,中央経済社,2012年)
『会計学スタンダード』(中央経済社,2012年)他

藤井 秀樹(ふじい ひでき)
[プロフィール]
1956年 福岡県生まれ
1978年 京都大学経済学部卒業
1984年 京都大学大学院経済学研究科博士後期課程指導認定退学
1984年 近畿大学商経学部講師,助教授,京都大学経済学部助教授を経て
1997年 京都大学博士(経済学)
1998年 京都大学大学院経済学研究科教授(〜2021年)
1999年 マンチェスター大学客員教授(〜2000年)
2004年 パリ・ドフィーヌ大学招聘研究者
2004年 税理士試験委員(〜2006年)
2014年 公認会計士試験委員(〜2018年)
2021年 京都大学名誉教授。金沢学院大学経済学部教授,現在に至る。
現在,日本会計研究学会理事・評議員・学会賞審査委員長,財務会計研究学
会理事,会計理論学会理事,グローバル会計学会副会長,公益事業学会理事,
日本公認会計士協会非営利組織会計検討会委員,公益法人会計検定試験監修
者など。

[主な著作]
『現代企業会計論』森山書店,1997年(日本会計研究学会太田・黒澤賞)。
『制度変化の会計学─会計基準のコンバージェンスを見すえて』中央経済社,2007年(国際会計研究学会賞,日本公認会計士協会学術賞)。
“An Institutional Theory Perspective on Accounting Evolution: Rulemakers’ Belief and Empirical Evidence,”D. Bensadon and N. Praquin(eds.), IFRS in a Global Wold: International and Critical Perspectives on Accounting, Essays in Honor of Professor Jacques Richard, Springer, 2016, pp.41-56.

担当編集者コメント
 財務報告は急激に変化していて、着地点がまだ見えません。ただ、本書はその方向性を示していることは確かだと思います。
著者から
 財務報告とは、企業がその経済活動および経済事象を財務諸表その他のメッセージを用いて表現し、これをステークホルダーに報告する行為である。
 日本の場合、従来、会計の目的が処分可能利益計算にあったために、利益計算に触れるために制度に取り込めないものは無視する風潮があった。
 しかし、英米では会計の目的が情報提供にあるために、財務報告が重視されてきた。財務報告を会計の最終章であると位置づけ、貨幣額で測定できる情報であると測定できない情報であると問わず、企業価値決定因子となる情報などをどのようにステークホルダーなどに見せればよいのかといった研究も盛んである。
 本書では後者の立場から自由な意見を発信している。