体系現代会計学第2巻企業会計の計算構造

北村 敬子 責任編集
新田 忠誓 責任編集
柴 健次 責任編集

定価(紙 版):3,740円(税込)

発行日:2012/10/26
A5判 / 368頁
ISBN:978-4-502-23800-0

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本の紹介
会計学の研究成果を集大成したシリーズの第2巻。ドイツと英米の会計理論における計算構造の違いを明らかにし、それぞれの歴史的展開を取り上げて、内在する問題点や将来の展望を検討する。

著者紹介

北村 敬子(きたむら けいこ)
[プロフィール]
昭和43年 中央大学商学部卒業
昭和48年 中央大学大学院商学研究科博士課程単位取得退学
昭和45年 中央大学助手,その後専任講師,助教授を経て,昭和56年 教授,平成28年 名誉教授

[主な著作]
『財務報告のためのキャッシュフロー割引計算』(共編著)
『テキスト初級簿記〔第2版〕』(共編著)
『テキスト上級簿記〔第5版〕』(共編著)
『資本会計の課題』(共編著)
『財務報告における公正価値測定』(編著)
『会計研究者として活躍する女性たち』(編著)(以上,中央経済社)

新田 忠誓(にった ただちか)
[プロフィール]
1944年生まれ
一橋大学大学院商学研究科博士課程単位修得退学
帝京大学経済学部教授・一橋大学名誉教授
商学博士

[主な著作]
「行為の会計学と形態の会計」『企業会計』第64巻第5号(2012年)他

『動的貸借対照表の原理と展開』(白桃書房,1995年)
『財務諸表論究-動的貸借対照表論の応用(第2版)』(中央経済社,1999年)
『会計学・簿記入門』第11版(白桃書房,2012年)
『企業会計の計算構造』(共編著,中央経済社,2012年)他

柴 健次(しば けんじ)
[プロフィール]
関西大学大学院会計研究科教授 博士(商学)
1982年神戸商科大学大学院経営学研究科博士後期課程退学,大阪府立大学経済学部助手,同教授を経て2006年4月より現職。税理士試験委員(2003-2005年),公認会計士試験(2006-2008年)等を歴任。現在,政府会計学会顧問,日本会計教育学会顧問,日本会計研究学会理事など。

[主な著作]
『外貨換算会計論』大阪府立大学,1987年
『テキスト金融情報会計』中央経済社,1999年
『自己株式とストック・オプションの会計』新世社,1999年
『市場化の会計学-市場経済における制度設計の諸相』中央経済社,2002年
『企業会計の計算構造』共編著,中央経済社,2012年 他

担当編集者コメント
 本書の制作中に第7章を執筆された興津裕康先生が亡くなられました。再校等で羽藤憲一・近畿大学教授にお世話になりました。
著者から
 本書は、ドイツと英米における計算構造の違いを明らかにするとともに、それぞれの歴史的展開を取り上げることを目的としている。
 この観点から、本書は、第Ⅰ部計算構造の現在からはじまり、第Ⅱ部計算構造の歴史、第Ⅲ部計算構造の展開と、計算構造の現在、過去、未来の3部構成となっている。
 これによって、読者は、現在の会計の計算構造を理解するとともに、それがこれまでどのような流れによって変わってきたのか、またそれらに内在する問題点はどこにあるのか、さらに、外貨換算と企業結合を取り上げて将来における展開を理解することができる。