現代の財務経営/6経営分析・企業評価
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- 会社法下の会計制度を踏まえ、経営分析や企業評価の基本的技法のほかM&Aや無形資産評価、価値向上を戦略に結びつけたBSC、非財務面の評価としてCSRなど拡大するこの領域を凝縮。
目次
〔現代の財務経営〕6
経営分析・企業評価
目次
第1章 経営分析と企業評価の基礎
1 経営分析と企業評価:それぞれの概念
(1) 経営分析
(2) 企業評価
2 資本の流れ
(1) 企業のファンダメンタルズ
(2) 株主と諸ステークホルダー
3 グループ経営と連結財務
(1) 財閥グループ
(2) 総合企業集団
(3) 個別企業集団
4 データソースと開示情報
(1) 有価証券報告書
(2) 事業報告書
(3) そ の 他
5 監査と内部統制
(1) 監査制度
(2) 内部統制
第2章 財務諸表の構造
1 企業会計制度
(1) 金融商品取引法
(2) 会 社 法
(3) 会計原則と会計基準
2 財務諸表の概観
(1) 損益計算書の様式
(2) 貸借対照表の様式
(3) 株主資本等変動計算書の様式 ……ほか
第3章 財務分析
1 財務分析とは
2 収益性分析
(1) 収益性分析とは
(2) 各種収益性分析比率
3 安全性分析
(1) 安全性分析とは
(2) 各種安全性分析
4 損益分岐点分析・コスト分析
(1) 損益分岐点分析とは
(2) 損益分岐点分析
(3) コスト分析
第4章 M&Aと企業評価
1 企業評価:経営分析との関係
2 企業評価のさまざまな区分
(1) 対象範囲で区分した企業評価
(2) 評価時点ないし評価期間で区分した企業評価
(3) 評価表示単位で区分した企業評価 ……ほか
3 リスクを考慮した企業評価にあたっての二つのパラメータ:
キャッシュ・フローと割引率
4 フリー・キャッシュ・フローとEVA R (経済的付加価値)
5 市場指向的な企業評価法:乗数法
第5章 無形資産の評価
1 はじめに
2 無形資産の定義
(1) 識別可能性
(2) 支 配
(3) 将来の経済的便益 ……ほか
3 無形資産の評価と資産計上問題:無形資産の当初認識時の測定
(1) 個別取得
(2) 企業結合の一部としての取得
(3) 政府補助金による取得 ……ほか
4 費用の認識
5 剥奪価値と公正価値の調整の可能性
(1) 伝統的な剥奪価値概念
(2) 修正された剥奪価値:剥奪価値の再解釈
(3) 公正価値のより正確な定義(FAS157) ……ほか
6 おわりに
第6章 バランスト・スコアカード
1 はじめに
2 戦略マップの作成
(1) 財務の視点
(2) 顧客の視点
(3) 内部プロセスの視点 ……ほか
3 戦略と戦略マップの関係
(1) トータル・コスト低減戦略
(2) 製品リーダーシップ戦略
(3) 顧客ソリューション戦略
4 戦略マップの展開
(1) 戦略テーマの設定
(2) 業績尺度とアクションプラン
5 今後のバランスト・スコアカード
(1) 企業グループ価値を高めるためのバランスト・スコアカード
(2) 公的機関・非営利組織のバランスト・スコアカード
第7章 CSRと企業評価
1 エイジェンシー関係の変容
2 営利目的とCSR
(1) 企業の原理としての営利
(2) 日本におけるCSRの前史
(3) CSRの基準化
3 社会的責任投資(SRI)
(1) SRIの概念と種類
(2) スクリーニングの基準
(3) 収益性とCSR
第8章 事例研究
1 オムロン株式会社
(1) グランドデザイン2010
(2) 当初構想:第1ステージ
(3) 再 構 想 ……ほか
2 テルモ株式会社
(1) PRIDE 21
(2) Pro3(プロキューブ)
(3) STeP UP 2007 ……ほか
索 引
著者プロフィール
■編著者紹介
小松 章(こまつ あきら)
1948年生まれ
一橋大学大学院商学研究科修士課程修了
〔現在〕 一橋大学大学院商学研究科教授,日本学術振興会経営問題第108委員会委員長
〔主著〕
『株式会社金融の理論』同文舘,1980年
『企業の論理』三嶺書房,1983年
『ライフスタイル・マネジメント』(編著)文眞堂,2002年
『企業形態論(第3版)』新世社,2006年
『基礎コース経営学(第2版)』新世社,2006年